200A以下の低電流でもアークは安定し、スパッタも少なく、溶接作業性が良好です。薄板の溶接や全姿勢溶接、特に立向下進溶接が容易です。また、300A以下では、薄板の高速溶接において、他系統のワイヤよりも優れた溶接作業性が得られます。また、Ar+CO2混合ガス溶接においても、広い溶接電流範囲でアークが安定し、スパッタも少なく、美しいビード外観が得られます。
極薄板(0.4〜1.6mm厚程度)の突合せ、すみ肉、あるいはスポット溶接に適した極細径ワイヤです。全姿勢溶接が容易であり、極薄板の高能率溶接が可能です。
大電流域でのアークが安定し、スパッタも少なく、溶接作業性が良好で溶着速度が速く、溶込みも深いので、高能率溶接ができます。
ルチール系フラックス入りワイヤーでアークが極めて安定し、スパッタが少なく、はく離性のよいスラグがビードを均一に覆うので良好なビード外観とビード形状が得られます。また、姿勢溶接性に優れているので、下向、水平すみ肉、立向などの溶接が高能率に行えます。
20%Cr-10%Ni系溶着金属が得られる308系ステンレス鋼フラックス入りワイヤです。溶着金属は適量に調整されたフェライトを含有していますので、耐割れ性が良好で、健全な溶着金属を得ることができます。また、溶着金属の炭素量が低いので、クロム炭化物の析出による粒界腐食に対して抵抗性を有していますので、溶接のままでも耐食性及び機械的性質に優れ幅広い分野の溶接作業に適しています。