構造用接合テープの用途
屋外使用も可能で、溶接に代わる強力な接合ができる両面テープです。
特長
- 強靭な接着力です。
- 優れた変形追従性と振動吸収性です。
柔軟性が高いので、素材の伸び縮みに対応します。
(接着時にクランプなどで締めるとより強度が強くなります。) - 抜群のシール効果と耐候性です。
面接合のため、きわめて高いシール性を発揮します。
JIS-Z-1541超強力両面粘着テープで強度を以下のように分類しています。
1種 | 1号 | 屋外構造用接合部焼付塗装仕様 |
---|---|---|
2号 | 屋外構造用接合部常温塗装仕様 | |
2種 | 一般用 | |
3種 | 室内用 |
用途
- 屋外でのパネル、プレート、サインなどの固定に。
- ビスやねじの穴を開けずに、パネルやエンブレムなどの取り付けに。
- 車載機器の取り付けに。
- メタルカーテンウォールなどの補強材の取り付けに。
- 鋼製ドアの中骨の固定に。
- 防水機器のパネル・アクリル窓の固定に。
従来の溶接工法には、強度面、熟練工不足、塵埃が多く発生するなど問題がありましたが、溶接ではなく構造用接合テープを使うことにより、問題が解決されます。
注意事項
- ・被着面の洗浄:被着面のホコリや水分、油分などをしっかり取り除き、よく乾かしてから使用してください。
- ・貼り付け温度の管理:15°C以下は注意が必要です。低温接着用のテープを使うか、被着面やテープをドライヤーなどで温めて使用してください。
- ・十分な圧着:ローラーを使う場合10kg/25mm2往復、面圧着の場合は50N(5Kgf)/cm2が目安です。
- ・十分な養生時間:接着力は時間経過とともに増加し、約72時間後に最終接着力に達します。
- 接合部分の強度に合わせて、テープの幅(mm)×長さ(m)×厚み(mm)を選んでください。
- 被着体によっては専用のテープが必要になるので確認をしてください。(軟質塩ビ、PP/PE、シリコーンなど専用品があります。)
ココミテvol.2より転載