ヘッジトリマーを使った刈り込み方法
ヘッジトリマーとは
ヘッジトリマーとは、生垣や樹木の剪定に使用する電動刈り込み機のことです。2枚の刃が鋏のように高速で擦れ合い、枝や葉を刈り込みます。ブレード部分が長いため、短時間で広い面を均一に刈ることが可能です。コードから電源をとる電動式、バッテリーによる充電式、発動機(エンジン)式など、様々なタイプがあります。手軽に美しい生垣を作ることができますが、高速でブレードが動くため、取り扱いには充分気をつけなくてはなりません。
ヘッジトリマーを使った生垣の刈り込み方法
では、実際にヘッジトリマーを使って生垣を刈り込む手順をご紹介します。
服装はブレードに巻き込まれない作業着で、ゴーグルも着用しましょう。まずはヘッジトリマーのブレード部分に機械油を塗り、最大切断径よりも大きな枝は先にカットしておきます。
進行方向の刃先を少し下げ、角度をつけるのがポイントです。そのまま水平にゆっくりと動かして刈り込みましょう。3秒かけて1m進むよう心がけてください。あらかじめロープを張って目印をつけ、ロープに沿うように動かすと水平に刈り込めます。
地面に対して垂直に刈り込む時は、下から上に向けて動かします。本体を垂直に保ち、ゆっくりと刈り込んでいきましょう。万が一ブレードが刃や金属を巻き込んだ時は、すぐに中断してスイッチを切ってください。また、時々機械油を差してあげましょう。
落とした枝葉を集め、自治体のルールに従って処分したら刈り込み作業は完了です。
刈り込み作業で使える便利なグッズ
生垣や樹木の刈り込みには、ヘッジトリマーだけでなく様々なアイテムが活躍します。合わせて使うことで、より快適に美しい生垣を作ることができます。
- 刈込鋏…庭木の剪定に使用する大きな鋏です。太い枝をカットします。
- 芽切鋏…果樹や松の芽を摘む細身の鋏です。小枝など小さな部分の剪定に向いています。
- ガーデンクリーナー…刈った枝葉を集める、ほうきのような園芸用品です。
- 角型袋…刈った枝葉をまとめて収納できる、自立タイプの角型バッグです。
ヘッジトリマーは、使い方のポイントを押さえておけば、簡単に生垣を刈り込むことが可能です。生垣の剪定は春先や秋(10月下旬~11月上旬頃)に行うのが良いとされています。安全に正しくヘッジトリマーを使用し、生垣を美しく整えましょう。