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ベアリングプーラーの使い方

ベアリングのメンテナンスに欠かせない工具、ベアリングプーラー。用途によって種類があり、使い方にも慣れが必要です。ここでは、覚えていて損はない、ベアリングプーラーの使用方法について解説します。

ベアリングプーラーとは

ベアリングを取り外す特殊工具のひとつ、ベアリングプーラー。ベアリングの交換をするのに用いられるとても便利な工具です。ベアリングプーラーには、用途に応じでさまざまなラインアップがあります。ベアリング取り外しの際は、その中から最適なプーラーを選択し使用することになります。

機械の保全を考えたとき、消耗品であるベアリングも交換する必要があるという点を意識しなければなりません。日頃のメンテナンスを考えると、ベアリングプーラーの基本的な使い方は、知っておいたほうが良いと言えるでしょう。

ベアリングプーラーとは

最適なベアリングプーラーを選ぶ

ベアリングの取り外しの際には、対象となるベアリングの固定方法の確認が欠かせません。ベアリング固定方法は、主に次の3つのパターンが考えられます。

  • ベアリングの内径を固定するパターン
  • ベアリングの外径を固定するパターン
  • ベアリングの内径・外径の両方を固定するパターン

ベアリングプーラーには、複数の種類があります。固定方法をしっかりと確認しながら、最適なものを選定しましょう。

例えば、円すいころ軸受の場合、内輪が軸に接続されているため、内径固定のベアリングプーラーではなく、内輪を挟める先端形状の特殊なベアリングプーラーが適すると言えます。

使い方の手順

それでは、ベアリングプーラーを利用したベアリングの抜き方について見ていきましょう。ここでは、ベアリングの内径に合わせて作業が出来る、パイロットべアリングプーラーセットの使い方をご紹介します。

@ベアリングの内径に合うチャックを選んで奥まで差し込んでください。奥まで差し込んだ後、軽く引き上げチャック先端の爪がベアリングの内径にしっかりかかっていることを確認してください。万が一内径にかかっていない場合は再度チャックを選択してください。

Aチャックにプッシュボルトを差し込んで、レンチなどを使用してしっかり締め込んでください。

Bプーラー本体を平面な場所にセットしてください。この際、ベアリングの径に干渉しないように、本体を左右均等に広げてボルトでしっかり固定をします。

C本体のボルトをプッシュボルトへ差し込んでください。

D本体ボルトを六角レンチで固定しつつ、ナットを時計回りに回してください。その際はゆっくり、かつ慎重に回してベアリングを引き上げます。

内輪固定のベアリングプーラーで取り外せない場合の対処法

円すいころ軸受では、内輪が軸に接続されているため、通常時に使用する「内輪固定のベアリングプーラー」では、取り外しができません。ベアリングには、たくさんの種類がありますので、的確に取り外すためには、種類に応じたベアリングプーラーの選定が欠かせません。

円すいころ軸受では、保持器を破損しないように注意しながら、内輪にベアリングプーラーを引っ掛けるように設置し、ベアリングを取り外します。

ベアリングプーラーの先端部は、ベアリングの内輪を挟めるよう、鋭利な刃が付いています。この刃を使って外輪を挟み込みます。取り外しのポイントは、ベアリングの大きさによって、プーラーの先端部を選ぶこと。また、油圧プレスとベアリングプーラーを組み合わせて、軸からベアリングを取り外すのも効果的です。

使用上の注意点

ベアリングプーラーを使用するうえでの注意点は、まず、前提として、最適な状態でベアリングを引き抜けるプーラーを選定すること。また、無理に引き抜こうと力を入れ過ぎたために、ベアリングやその周りの箇所を傷つけてしまうことがあります。こういった点も、ベアリング取り外しの際は注意を払う必要があります。どうしても取り外しが困難なようであれば、メンテナンスのプロに依頼するなど、強引な取り外しは控えるようにしましょう。