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Vベルトの交換目安とメーカー別サイズの見方

車や農業機械を動かすために必要なパーツのひとつが「Vベルト」です。しかしVベルトも使用年数と共に劣化していくため、定期的に交換しなくてはなりません。そこでこちらでは、いつ頃交換すれば良いのかという目安やメーカー別サイズの見方など、Vベルトについて解説していきます。

Vベルトとは

Vベルトはファンベルトの一種で、その名の通り断面がV字型(台形を逆にした形)になっている輪状のベルトです。エンジンの動力をパワステ(ハンドル)やエアコン、ウォーターポンプやオルタネーターなど、回転の力が必要な機械に伝達します。

エンジンは単体で回し続けられるものではありません。エンジンを冷却するウォーターポンプがなければオーバーヒートしてしまいますし、オルタネーターで電気を発生させなければバッテリーがあがってしまいます。またエアコンのコンプレッサーに繋がるVベルトが切れるとエアコンが効かなくなったり、パワーステアリングのポンプに繋がるVベルトが切れるとハンドルが異常に重くなったりするでしょう。車や農耕車を安全かつ快適に運転するために、必須のベルトであると言えます。

  • 【各機械に対するVベルトの役割】
  • ウォーターポンプ…エンジンがオーバーヒートしないよう冷却水を回す
  • オルタネーター…バッテリーを充電する
  • クーリングファン…オーバーヒートしないようラジエターを冷却する(電動式の場合はなし)
  • エアコン…エアコン用のコンプレッサーを動かす
  • ハンドル…パワーステアリング用のポンプを回す

Vベルトは、1本で全ての機械を回転させているタイプもあれば、数本のベルトを使って各機械をそれぞれ回転させているタイプもあります。 同じく摩擦力を使って動力を伝導するベルトにはVベルトの他に平ベルトもありますが、Vベルトはプーリー(滑車)に接触する面積が大きく、また断面がくさび型になっているのでプーリーのV溝に食い込んでスリップを抑えるため、より強い摩擦力を得ることができるという特長があります。

Vベルトの交換目安

Vベルトはゴム製のため消耗品であり、使っているうちにだんだんと劣化していきます。ゴム部分にヒビが入ったり緩んでしまったりすると、Vベルトが回している各機械が動かなくなってしまうことも。 そのまま使用しているとベルトが切れ、エンストやオーバーヒートを起こして車が動かなくなってしまうこともあります。そうなる前に定期的にメンテナンスを行い、Vベルトを交換しましょう。では、どれくらいの頻度で交換すれば良いのでしょうか?

Vベルトは、5〜10万kmごとの交換がひとつの目安と言われています。その他、目視でヒビやほつれ、たわみが確認できた時はすぐに交換しましょう。またVベルトが緩んだり劣化したりすると、エンジンをかけた時や加速した時などに「キュルキュル」という異音がするようになります。この音が聞こえたらすぐにベルトを点検し、調整または交換をしましょう。

以下、Vベルトを交換する時期の目安となるポイントをまとめました。ひとつでも当てはまったら点検をおすすめします。

  • 5万km以上走っている。
  • Vベルトにヒビ、ほつれ、たわみがある
  • エンジンルームからベルト鳴き(キュルキュル、ギャーといった音)がする
  • エアコンが効かなくなった
  • 水温系が上昇した
  • ハンドルが急に重たくなった

ちなみにVベルトを交換したばかりなのにまだ「キュルキュル」という音がするという場合は、プーリーの方にサビなどの原因があるケースがあります。併せて点検すると良いでしょう。

メーカー別ベルトサイズの見方

Vベルトは種類が豊富で、寸法が細かく規格化されています。メーカーによってサイズの表記方法が異なるので、交換の際には注意しましょう。

以下、メーカー別ベルトサイズの見方をご紹介します。

三ツ星 ベルトサイズ見方
仕様
EMF ブレン 1 HM
WFC/WMP ワイドアングル 6 A
RECMF コグ 8 B
MPMF マルチプライ 9 C

バンドー化学 ベルトサイズ見方
仕様
RAF シルバー 2 FM
RPF パワーフレックス 3 A
HDPF HDPF K LFM

<まとめ>

Vベルトの定期的な交換は、車を長持ちさせるためにも重要です。そのままにしておくと車自体の劣化を早めてしまうことにもなりかねません。ベルト鳴きなどのサインを見逃さず、適切な時期にきちんと交換してあげましょう。交換の際は、しっかりサイズを確認することを忘れずに。


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