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防護服の着方と生地の構造

防護服は素材によって安全性能が変わり、用途によって適切な素材のものを選ぶ必要があります。それぞれの生地の構造と特長、適切な着方を紹介しますので、安全性を高める作業現場の関係者は、正しい防護服の選び方を覚えましょう。

作業服と防護服の違い

作業服とは、作業する場所で汚れが付着するのを予防する衣類のことです。建築現場や工場などで活用されているのが主なので、危険な化学物質を防御する機能は備わっていません。現場のユニフォームとして活用されている例などもあります。

一方で防護服とは、作業者を危険から守るための衣服です。ウイルスや化学薬品、放射性物質などが、身体に付着したり、また体内に入るのを防ぐために着用します。しかし、防護服が必要な現場でも、未だに作業服が使われる場合も多いのが実情です。欧米では、危険な場所での作業は防護服の着用が一般的で、日本でも適切に防護服を着用することが求められています。

防護服の着方

防護服の中に着る衣類は、できるだけ軽装で作業終了後に廃棄可能なものが適しています。まずは、服に破損が無いか目視で確認しましょう。防護服は足元から装着し、両手を通してファスナーを首元まで上げます。ファスナーは一番上まで上げません。ファスナーカバーに両面テープがあるようなら、剥がして密閉するよう貼りつけましょう。

次に長靴を履きます。防護服の裾は表に出すようにし、その上にブーツカバーを履いて紐をしっかり締めます。ブーツカバーは防護服の下になるようにしましょう。さらに防護服とブーツカバーの隙間を埋めるように、ガムテープで密閉させます。

次にマスクの装着です。N95または、DS2規格のものが望ましく、しっかり顔にフィットしているか確認します。粉塵マスクが必要な現場では呼吸用保護具を装着し、機密性が保たれているか確認しましょう。

防護服のフードをかぶり粘着テープを貼り付けます。またはフードのコードを絞って、開口部をできるだけ無くします。その上からゴーグルを装着し、額にできるだけ密着させるようにしましょう。

手袋を2重につけて継ぎ目はガムテープでカバーし、密着させます。

すべての防護服を着終わったら、お互いに破損している箇所が無いかチェックし、防護服に切れている箇所がないか確認し合います。もし破損している箇所があれば、新しいものと交換しましょう。

防護服の生地と構造

防護服は、どのような物質から体を守るのかによって素材と構造が異なります。それぞれの現場に合わせて、適切な防護服を選びましょう。

不織布一層タイプ

スパンボンド・ポリプロピレンの素材を使用したタイプです。スパンボンドの単層構造であるため、繊維間の空隙が非常に多くあります。バリア性は多少劣りますが、安価でありながら軽度の汚れにも対応可能なので、価格重視の方におすすめです。

不織布一層タイプ

SMS

SMSポリプロピレンが素材に使われているタイプで、スパンボンド、メルトブロー、スパンボンドの3層構造となっています。強固な耐摩擦性と、布のような手触り感があるのが特長です。比較的安価ですが、擦れや軽度の汚れに強く、粉じんや飛沫などに対して高いバリア効果を発揮してくれます。

SMS

FS

フィルムラミネートが素材に使われた防護服です。ポリプロピレン、スパンボンド不織布などの表面に薄いフィルム素材が貼りつけられています。汚れ、粉じんに対するバリア性が高く、防水性にも優れているため、水場作業に向いているでしょう。

FS

タイベック®

タイベック®は、0.5~10ミクロンの高密度ポリエチレンの連続極細繊維に熱と圧力を加えて結合させた、デュポン独自の特殊素材です。1ミクロン以下の微粒子に対しても優れたバリア性を発揮します。軽量で、細かな粉じんは通さない特長を持ち、粘度の高い油汚れや、粉じん、中程度の水場作業にも向いているでしょう。

タイベック

ポリマーコーティング

タイベック®にポリマーコーティングを施した2層構造の防護服です。

ポリマーコーティング

ポリマーコーティング+フィルムラミネート

タイベック®にポリマーコーティングを施し、さらにバリアフィルムをプラスした4層構造です。ほとんどの有機化学物質および高濃度無機化学物質に対する耐浸透性があり、粒子の侵入をシャットアウトすることができます。

ポリマーコーティング+フィルムラミネート

防護服には素材によりそれぞれ適した機能があるため、作業現場に合わせたものを適切に選ぶ必要があります。価格の違いも比較しながら、作業者の安全性を高める作業服・防護服を選びましょう。


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