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杖の種類と選び方

杖の役割

杖の一番の役割は、本人の体を支える事にあります。そして、体を支える事で歩行する際の体のバランスを補助したり、転んだりするのを防いでくれます。また、登山などで杖を使用することもあるように、一定の疲労抑制効果も期待できます。杖の形状の基本は棒状であり、構造としては単純ですが、その果たしてくれる役割はとても重要なのです。

なお、杖というと、いわゆる高齢者が使う杖を想像するのではないでしょうか。そういった杖を一般的に一本杖といいます。これに対し、骨折や捻挫をした際に使用する「松葉杖」もカテゴリとしては杖の部類に属します。

杖の種類について

高齢者の方が歩行の補助器具として用いる杖には、大きく分けて2つの種類があります。

伸縮杖 折りたたみ杖
身長や体型に合わせて手軽に長さが調節できます。贈り物や初めて使う方にもお勧めです。 コンパクトに折りたたみできるので持ち運びや携帯に便利です。普段は杖を使用せず、歩行ができる方にお勧めです。
1:伸縮杖

杖の長さを自由に調節することができる杖のことをいいます。購入する際に杖の長さを合わせる必要がないため、プレゼント用に購入されるケースもあります。身長やその人の姿勢に合わせて自由に長さを調節できるため、とても人気があります。

2:折りたたみ杖

使わない時は折り畳んで持ち運びができるタイプの杖です。普段は杖を使わない人でも、携帯して疲れた際にいつでも使えるので重宝します。

また、杖の形状や機能に着目すると、以下のように5つに分類することもできます。

1:T字型杖

杖の持ち手の部分がT字型になっている杖のことをいいます。また、見た目がLにも見えることからL字型と呼ばれる事もあります。折りたたみできるタイプのものが多数販売されているため、旅行等への持ち運びに便利です。ただ、形状自体はシンプルなため、ある程度歩行能力がある方でなければ、安定して使用する事は難しいでしょう。

2:ロフストランドクラッチ

ちょっと難しい呼び方ですが、要するに杖と腕とを固定するタイプの杖の事です。「前腕カフ」と呼ばれるもので杖と腕とを固定し、さらに手で杖の持ち手を握るため、T字型杖と比較して体を支えるポイントが2点に分散されるため、握力のない方に使用されます。

また、前腕カフで杖が固定されているため、杖から手を離してものを取ることも可能です。ロフストランドクラッチは、高齢者の方だけでなく、足を骨折したり捻挫したりした場合にもよく用いられます。

3:松葉杖

こちらについては、骨折した経験がある人ならきっと使った事があるでしょう。松葉杖の特徴は、2本の杖を同時に使用するという点にあります。体重を腕や手ではなく脇の部分でささえるため、筋力が衰えている人でも使用する事が可能になります。非常に安定性がありますが、購入する際には脇にあてる部分と、握り手の部分の位置がちょうどよくなるものを選ぶことが大切です。

4:肘支持型杖

その名の通り、肘をついたような状態で杖をつくタイプです。リウマチ杖ともいいます。肘で固定して杖をつくため、握力がない場合や腕に障害などがあり他の杖が使用できない場合等に活躍します。

5:多脚型杖

最近普及しているのが、この多脚型杖です。基本構造はT字型杖と同じですが、杖の先端の部分が3~4本に枝分かれしていて着地が安定するようになっています。T字型杖をつくと、着地の際にふらついてしまう人には、この多脚型杖がお勧めです。かなりの体重にも耐えられるため、腕の力が弱い人や腰が曲がって姿勢が悪い方なども安心して使用できます。

杖の選び方

杖を選ぶ際には、主に次の点に着目して考えると良いでしょう。

1:歩行能力

自分自身の歩行能力がどの程度なのかによって、最適な杖が変わってきます。自立歩行に問題がなく、疲れたとき一時的に使用するような場合は、シンプルなT字型杖がお勧めです。また、一時使用者の場合は、折りたたみ式を購入すると便利でしょう。

2:握力

握る力である握力が弱い場合は、手だけで支えるT字型杖はあまりお勧めできません。この場合は、前腕で支えるロフストランドクラッチや、肘で支える肘支持型杖を検討しましょう。

3:姿勢

自分自身の姿勢が安定しない、腰が曲がってしまっているような人については、多脚型杖を選ぶとより歩行が安定します。

なお、杖を購入する際にもう一つ注意しなければならないのが杖の「長さ」です。杖の先を持ち手と同じ側の足先前方20cmの位置に置き、その状態で肘を30~40度に自然に曲げた位置の長さが目安です。

ちなみに、計算式にすると次のようになります。

【杖の長さの目安=身長÷2+2~3cm】

例えば、身長が150cmの方であれば、

150÷2+2~3=77cm~78cmとなります。

杖の選び方

杖を購入する際には、このように杖の長さについてもとても重要な要素となります。この長さが自分自身に合っていないと、せっかく自分の身体の状態に合った杖を選んだとしても、その機能を最大限発揮できなかったり、体の一部に過度な負担がかかってしまったりする可能性もありますので、杖を購入する際には、必ず長さについて良く確認しましょう。