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チップソーの基本設計と歯数の特長

チップソーをはじめとする工具は、使用することで誰でも木材を手早く美しく加工することが可能です。しかし、一歩使い方を間違えると非常に危険な道具になってしまいます。誤った使い方をすることがないよう、チップソーの仕組みや取り付け方、特徴を把握し、安全に使いましょう。

チップソーとは

チップソーとは、いわゆる丸ノコギリの歯のことを指します。チップソーにはたくさんの種類があり、それぞれ専用のチップソーを取りつけることによって、さまざまな素材を切断・加工することが可能です。 多くは木材の加工に用いられますが、メタルソーと呼ばれるハイス鋼でできた金属加工用のものや、鉄を切断するときの高温に耐えられるよう作られた鉄鋼、非鉄金属用チップソーもあります。

木材はもちろん、合成樹脂や非鉄金属、鉄の加工もチップソーで可能ですが、石材やガラス、布、紙については加工することができません。

チップソー

チップソーの基本設計

チップソーは、外径、刃厚、穴径、歯数、トメ穴、皿穴、キー溝、刃型と、さまざまな要素から成り立っています。

外径

チップソーの外形は、切断する素材の厚みに対して6倍以上の長さが必要です。逆を言えば、チップソーは外形の1/6に満たない厚みの材料しか切ることができないということになります。

刃厚

刃の厚みに関してはある程度自由に設計が可能です。ただし、刃厚を非常に薄くする場合は、強度に問題が出ないよう十分に注意しなければなりません。チップソーの外径が「305Φで刃厚3.0mm」、「610Φで刃厚3.0mm」とでは、強度の差は2倍異なります。

穴径

刃元取り付け軸の直径のことです。この軸の規格には「ミリ規格」と「インチ規格」の2つがあります。不安な場合は取扱説明書やメーカーに問い合わせることで確認が可能です。

刃数

刃の数はある程度自由に設計ができます。切断面の滑らかさを求める場合は刃数を多くするとよいでしょう。

トメ穴・皿穴

トメ穴は回り止めのピンが入る穴を指し、皿穴は回り止めと取り付けの皿ねじが入る穴のことを指します。

キー溝

幅、高さ、個数で表されます。高さは軸径とキーの高さを足した数字でも、単純にキー溝の深さの数字でもかまいません。

刃型

チップソーの刃の形のことです。一般木材の縦挽き、横挽き、合成木材、合成樹脂、非鉄金属などによってさまざまな刃の形や並び方があります。

チップソーの取りつけ方

チップソーの取り付け時は必ず電源コンセントからプラグを抜いて行ってください。これを忘れると、誤ってスイッチを押し、刃が回りだし大変危険です。大きな事故に繋がる前に徹底して電源コンセントからプラグを抜いておきましょう。

外径と内径のサイズが合っていれば、他社のチップソーでも取り付けることが可能です。各社のチップソーの取り付け方はそれぞれのマニュアルを参照してください。

チップソーの歯数と特長

チップソーの刃数によって、切断する材質の適正が異なります。刃数が少ない場合は、鉄やステンレスなど中・厚物が最適です。刃数が少ないチップソーで加工することで、切断するときの抵抗が減るため早く切れ厚い材質も切断しやすくなります。しかし、切断面が粗くなるほか、バリが出やすいといった点はデメリットです。

逆に刃数が多いチップソーの場合はトタンや合板、アルミサッシなどの薄物加工に適しています。長所は切断面の仕上がりがキレイであること、薄物切断時に板が暴れにくいこと、滑らかな切断面でバリも少ないこと、パイプ(薄肉)切断に適していること、直進性に優れ切れ味が安定していることなどです。 また短所には切断スピードが遅く、切粉がポケットに詰まりやすい、さらに厚物に不適といった点が挙げられます。

歯数
←少ない---多い→
適した材質 中・厚物(鉄・ステンレス等) 薄板(トタン・合板・アルミサッシ等)
長所 ・早く切れる(切断時の抵抗が少ない)・切粉の排出が容易
・厚物に強い(材質により異なる)
・切断面の仕上がりがきれい
・薄物切断時に板が暴れにくい
・滑らかに切断ができる、バリが少ない
・パイプ(薄肉)切断に最適
・直進性にすぐれ切れ味が安定
短所 ・切断面が粗い、バリがでやすい ・切断スピードが遅い(材質によって異なる)
・切粉がポケットに詰まりやすい
・厚物に不適(材質により異なる)

チップソー

<まとめ>

美しい木材加工をする際にはチップソーが活躍します。用途によって最適なものを選び、かつ安全に使用するために、基本設計や歯の数による特長を理解しておきましょう。


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