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熱収縮チューブの特長と選び方

熱収縮チューブは、電子機器のハーネスを保護するために活用されるもので、熱で収縮しピッタリフィットするようつくられています。防水保護・防食保護・耐熱保護など、電線やハーネスの結束をしながら、同時に保護をするのが主な役割です。この熱収縮チューブにはいくつかの種類があるため、それぞれの特長を理解し、使い分けましょう。

熱収縮チューブ・高収縮チューブとは

熱収縮チューブ、高収縮チューブとは、加熱することで径が収縮するチューブのことです。プラスチックの形状特性を応用し、さまざまな原料にてつくられています。使用する用途としては、家電製品・電子機器・自動車・航空機の電線やハーネスなどで、活用できるシーンは幅広いです。熱収縮チューブで結束しながら、同時に防水・防食・耐熱・耐油・耐薬品などの作用を求める場所で使用し、さらに引っ張り・折り曲げ・摩擦・擦れなどの保護用としても活用しています。

そのほかにも、電線の接続部分など、電気が流れる機器では必ずといって良いほど使用されているのが、この熱収縮チューブです。チューブが収縮するため、幅広い径の電線やハーネスにも対応でき、段差がある箇所でもフィットするといった特長もあります。

熱収縮チューブに使用される材質は、塩化ビニール・シリコンゴム・フッ素系ポリマーなどです。製造方法は通常のチューブと同様で、押し出し成型により非収縮チューブができあがります。これに照射架橋と呼ばれる処理を加え、特殊な方法でチューブを均一に伸ばせば熱収縮チューブの完成です。熱を加えると均等に元に戻ろうとする働きにより、チューブは収縮することができます。

ちなみに高収縮チューブは、たとえばケーブル側がφ5mm、コネクタ側がφ10mmなど通常の熱収縮チューブでは対応できない場合に使用するものです。熱収縮チューブでは収縮比が2:1で、収縮前がφ6.6mm、収縮後がφ4mmとなるので入りません。そこで収縮比4:1の高収縮タイプの出番です。高収縮チューブなら、収縮前がφ12.0mm、収縮後がφ2.4mmとなり、チューブ設置位置に取り付けることができます。

熱収縮チューブ・高収縮チューブとは

収縮させるには

熱収縮チューブを収縮させるには、熱を加えて縮めるだけです。専用のドライヤーが売られており、それを使って熱を均一に当てて収縮させたり、一箇所のみに当てたりして使用します。ライターを使って熱を加えると、高温になりすぎて変質の原因となりますので避けましょう。

ほかにもオーブン、ベルトコンベアー・オーブン、ガストーチなどが使用されることもありますが、これらは一定に熱を加えるのが難しく、危険性も伴うため、一般的にはヒートガンと呼ばれる工業用ドライヤーを使用して加熱します。

熱収縮チューブのサイズの選び方

熱収縮チューブは被せる対象のサイズで選びます。チューブの内径を確認し、収縮前と収縮後のサイズで対応するものを使いましょう。サイズにはmmとインチサイズの2種類があります。

例えば外径φ5mmのケーブルに付ける場合、収縮前の直径がφ5mmより大きく、収縮後の内径がφ5mmより小さいものを選ぶ必要があります。ここで収縮後の内径がφ5mmのものを使うとダブつきますので、より小さくなるサイズが必要です。

小さなサイズは安価で厚みが薄くなりますが、挿入性が低下します。大きなサイズは厚みがあり挿入性は良くなりますが、収縮に時間がかかります。

熱収縮チューブのサイズの選び方

被覆物に段差がある場合は高収縮タイプを使ってください。たとえば外径の小さいほうがφ5mm、大きいほうがφ10mmの場合、収縮前の直径がφ10mm以上で収縮後の内径はφ5mm以下を選ぶ必要があります。一般の熱収縮チューブは2:1の収縮率となりますが、3:1のものや4:1、6:1など形状に合わせた収縮率のものを選びましょう。

ほかにも収縮温度、使用可能温度の違い、本体の色などでも選ぶことができます。

熱収縮チューブは電線やハーネスの絶縁や保護などに使用し、同時に耐久性もアップさせるために使用するものです。熱収縮チューブには収縮率が違う商品が販売されていますので、使用環境に合わせたものを選ぶ必要があります。電気を流す機器には必ずといってよいほど使用されていますから、活用する場合には適切なサイズの選び方を覚えておきましょう。