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鍬(くわ)の種類と用途

鍬は土を掘り起こすための農具で、先端の金具の違いにより、様々な用途に対応しています。農業が機械化する以前には欠かせない農具として使用されていて、現代でも農業関係者はもちろん、園芸や家庭菜園などで活用されています。では、どのような種類と用途があるのか解説していきます。

鍬とは

鍬とは、木製の柄と90度以内の角度を付けた刃の部分で構成されている道具です。主な用途は土を掘り起こすためであり、各地域に合わせた特徴がみられます。

その理由は、地域によって土質が違うからです。たとえば、粘土質の場合は柄が短く作られ、砂地はその反対の形をしていることがあります。他にも土地の傾斜に合わせて使いやすくした鍬や、用途に合わせた刃が作られてきました。現在は農具が機械化されているため、畑や花壇などの土を掘り起こしたり畝を作ったり、雑草を取ったりなどの用途で使い分けがされています。

鍬の種類とそれぞれの用途

鍬(くわ)の種類と特長

鍬の種類には、長方形の1枚の刃で構成される「平鍬」、平鍬に比べて肉厚で丸みを帯びている「唐鍬」、刃が3本や4本に分かれている「備中鍬」、唐鍬の一種で一方が尖り片方が平坦な「ツルハシ・バチヅル」などがあります。

簡単な分類としては、片手鍬のような軽作業用、備中鍬や唐鍬・ツルハシのような堀起こしに使うもの、平鍬のように畝立てに使う鍬と3つに分類することができます。なお、鍬を選ぶ際には柄がしっかりと取り付けられ、刃の部分にガタがないもの、手に持ってみて自分の体の大きさや力の入れ方が合っているものを選んで下さい。

鍬は土質により使い分けすると作業がしやすくなります。

まず、掘り起こし用に使うのは、ツルハシ・備中鍬・唐鍬などです。例えば、固い土や荒い土の場合は、ツルハシを使用します。ツルハシは昔から土木作業用として使用されてきた農具で刃先の形により分類されており、片方が尖り片方が平坦なバチズルや、両方が尖る両ズルなど種類があります。

反対に、粘土質の土地に使用するのは備中鍬で、刃が3本や4本に分かれたものを使用します。固い田畑でも土地を耕しやすく、土を砕いたり、掘り起こしたりするなどの作業が可能です。平鍬と比べて土離れが良いので、刃に土が付着しやすい場合に使います。

柔らかい土には唐鍬を使用し、一度に多くの土を掘り起こします。平鍬と比べて肉厚で頑丈に作られているため、畑や山林の使用でも困ることがありません。

畝立てに使用するのは、粘土質と柔らかい土のどちらでも平鍬を使います。畝を作りやすいようふちが曲がっており、土を乗せて土を盛り上げやすくなっているからです。他にも軽作業用に片手鍬があると便利ですが、柄の長さが390〜600mmのものを準備しておくと片手で土をならすことができるのでおすすめです。

鍬を使用する時のポイント

畑作りに使用する場合、土起こし用に唐鍬かトンビ鍬を用意します。また、土を砕いて柔らかくするのに備中鍬を使用し、畝立てには平鍬を使用します。他にも畑の管理をしやすくし、雑草を除去するための三角ホーや窓ホーがあると便利です。

鍬(くわ)の種類

既にショベルで土起こしをしている土地の場合、唐鍬を使用してさらに土起こしをしましょう。唐鍬に使われている柄には、丈夫な木材が使用されており、重さを利用しながら土起こしをすることが可能です。女性の場合は1kg、男性は1.2kg程度の唐鍬が向いていて、木材は樫や楢の素材が丈夫で使いやすいでしょう。

唐鍬で土を起こすと、土が塊になってしまうので、起こした土は備中鍬で空気を入れながら柔らかくする必要があります。備中鍬では3本や4本の刃が付けられており、使用しやすいものを選んで下さい。また、備中鍬を使用する際には事前に堆肥を混ぜておき、空気を入れながら塊になっていた土を細かく崩すように砕き、塊が無くなるまで耕しましょう。空気が入り柔らかくなった土は、平鍬を使い畝立てします。畝を立てる理由は、水はけを良くし、作業しやすくするためです。