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ステンレスの表面仕上げの種類と特長

普段よく目にしているステンレスには表面に光沢があると思いますが、これは表面仕上げという加工によるものです。ステンレスにはいくつか種類があり、その用途に適した表面仕上げが行われます。下記でステンレスの種類や特長についてみていきましょう。

ステンレスについての基礎知識

ステンレスは、キッチンやトイレ、水回りなどでよく使われている金属の素材です。「stainless」という言葉には、もともと「さびない」「さびにくい」といった意味合いが含まれており、腐食に非常に強く錆びにくいのが特長となります。 表面がピカピカしたイメージが浸透していますが、これは、日常的によく目にするステンレスが、研磨加工によって表面仕上げされたものであるためです。

アルミや鉛と同じように、「ステンレス」という金属元素があると思っている方もいるでしょう。しかし、ステンレスはあくまで鉄やクロム、ニッケルなどの金属を混ぜて作った人工の合金の金属のことなので、金属元素は存在しません。工業的な材質記号では「SUS」で表されています。

ステンレスの表面仕上げの種類と特長

上記で紹介したように腐食に非常に強く、錆びにくいステンレスですが、表面の仕上げ方法によって、さまざまな用途に分けることが可能です。ここでは代表的な表面仕上げを例に、どのような方法で仕上げ、その結果どのような仕上がりになるのか、また主な用途としてどのようなものがあるのか詳しく解説します。

仕上げ 表面仕上げの状態 表面仕上げの方法 主な用途
No.1 銀白色で光沢がない 熱間圧延後、焼鈍して酸洗で仕上げたもの。 表面光沢を必要としない
用途に使用
No.2D 灰色で光沢が少ない 冷間圧延後、焼鈍して酸洗で仕上げたもの。 一般用材、建材
No.2B No.2D仕上げよりなめらかで、やや光沢のある仕上げ No.2D材に鏡面に近いロールで軽く冷間圧延(スキンパス圧延)をしたもの。 一般用材、建材(市販品の大部分はこの仕上げ品)
BA 圧延後の表面を引き継ぐが一般に光沢のある表面仕上げ 冷間圧延後、光輝焼鈍(無酸化焼鈍)を行ったもの。光沢を高めるため、スキンパス圧延をすることもある。 自動車部品、家電製品、厨房用品、装飾用
No.4 光沢のある細かい目の仕上げ P150〜P180番のベルトで研磨したもの。 建材、厨房用品、車両、医療器具、食品設備
#400 鏡面に近い光沢、若干のすじがある P400番バフによって研磨仕上げしたもの。 建材、厨房器具
HL(ヘアライン) 長く連続した研磨目を持った仕上げ 通常P150〜P240番の砥粒研磨ベルトで長い研磨目をつけたもの。 建材の最も一般的な仕上げ

<まとめ>

今回はキッチンやトイレなどの水回りでよく使われているステンレスの表面仕上げの種類や特長、基礎知識などを詳しく解説しました。 さまざまな用途によって表面の仕上げ方法が使い分けられているステンレスですが、リフォームなどの場面でそれぞれの特色を知ったうえでステンレスの表面加工選びができれば失敗のない買い物ができるはずです。ぜひ参考にしてみてください。


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