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インサートナットの種類と特長

インサートナットはプラスチック素材に埋め込んで、素材同士のジョイントを強化するための製品です。形状は、スタンダードタイプとフランジタイプがあり、スタンダードは片面タイプと両面タイプがあります。通常は圧入時の方向が決まっていますが、スタンダードの両面タイプは、両面ともに面取りがしてあるので、圧入時にインサートナットの上下どちらからでも挿入できるため作業効率が上がります。またインサートナットの埋め込み方法もいくつかあり、今回はこのインサートナットの種類や特徴、使い方を解説していきます。
インサートナットの種類と特長

インサートナットとは

インサートナットとは合成樹脂などのプラスチックを成形する際に使用するナットのことです。プラスチック素材に埋め込んで使用をします。プラスチックや樹脂は、金属素材よりも機械強度が低いため、樹脂同士をつなぎ合わせると、簡単にジョイント部分が外れてしまいます。ジョイント部を強化して外れないようにするため金属製のインサートナットを埋め込みます。ナットのサイズは大小様々で、表面の形状もストレートや螺旋、網目など多数の種類があり、用途に合わせて最適なインサートナットを使うことができます。また、プラスチック素材に埋め込む方法も、プラスチック成型時に埋め込む成型時インサートと、成型後に埋め込む成型後インサートがあります。

インサートナットの種類と特長

インサートナットを大別すると「成型後インサート」と「成型時インサート」に大別され、さらに成型後インサートは挿入方法によってわかれており、拡張方式、熱圧入方式、圧入方式の3種類あります。

成形後インサート
挿入方法:拡張方式

インサートナットをプラスチック素材に打ち込み、先端部分を拡張することで素材に固定します。インサートナットをプラスチック素材にハンマーで打ち込んでから、専用ポンチによりインサートナットの先端部分を拡張するため、素材側のナットをはめ込むボス形状にあまり影響を受けません。また熱源は必要ありません。

挿入方法:拡張方式
挿入方法:熱圧入方式

素材にインサートナットを圧入する際に熱源を使用します。素材の下穴にインサートナットをセットして、ハンダごてなどで熱を与えます。インサートナットに熱を加えることでプラスチック素材に熱が伝わり柔らかくなるので、インサートナットを所定の位置まで楽に圧入することが出来ます。時間が経つとプラスチック素材は固まるので強度が高まります。素材側のボス形状にあまり影響を受けません。

挿入方法:熱圧入方式
挿入方法:圧入方式

インサートナットを素材に挿入する方法として最も一般的です。熱源を使用せずに、ポンチやハンマーなどを使って素材に圧入します。ボス径を太くすることでボス割れを防ぐことができますが、素材によっては熱圧入方式に切り替えてください。

挿入方法:圧入方式
成型時インサート

成型時インサートはプラスチック素材を成形加工する際にインサートナットを埋め込んでいく方法です。金型にインサートナットを埋め込む箇所が必要となります。プラスチック素材の樹脂が溶けてインサートナットのまわりに入ることで、固まった後の強度が出ます。

インサートナットの使い方

インサートナットの使い方

インサートナットの使い方は、プラスチック素材に埋め込んで素材同士のジョイント部の強化することが基本となります。素材側に下穴があれば、その下穴に埋め込むだけですが、下穴がない場合には適度な大きさの下穴を開けておく必要があります。また、圧入するための金槌やポンチも準備しておきましょう。下穴が開いたら、後はインサートナットを下穴に対し垂直にしてポンチをあて金槌で叩いて埋め込みます。熱圧入であれば半田ゴテなどで押し当てていきます。拡張方式であれば専用のポンチで拡張板下に押し下げることで、素材内部でインサートナットが固定されます。

プラスチックなどの樹脂など柔らかい素材同士で組み立てる場合、インサートナットを内部に埋め込むことで接続部を強化することが出来ます。そのため、携帯電話や携帯ゲーム機、テレビや冷蔵庫などの家電、また大きい物では自動車や電車など、様々な場面で使われています。そんなインサートナットはインターネットでも様々な種類が販売されていることから、一般家庭でのDIYなどにおいて役立てることが出来ます。圧入方式のインサートナットであれば簡単に使うことが出来るはずです。ぜひDIYで使ってみて下さい。