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メガネレンチの種類と使い方

メガネレンチは、強い力をかけてボルトやナットの締め付けや緩め作業を行うための工具です。頭部がリング状となっているため、ボルトやナットにかかる荷重が均されて、安定した作業が行えます。ここでは、メガネレンチの種類や特徴、その使い方について見てみましょう。

メガネレンチの特徴

メガネレンチとは、持ち手となるグリップ部分、目的に応じた必要な角度をつけるオフセット部分、そして両端のメガネ形の頭部の3要素からなるレンチです。その形状からメガネレンチと呼ばれますが、オフセットレンチ、リングレンチと言うこともあります。

一般的なスパナがボルトやナットを2点で締め付けますが、しばしば作業中に外れてしまい不便に感じるかもしれません。 しかし、メガネレンチは6点で力を加えるため、非常に安定性がよく、しっかりとボルト・ナットをつかまえて回すことが可能です。このような構造のため、メガネレンチは効率的に強い力をかける作業に適しています。

メガネレンチの口はほとんどが12角で、周囲はリング状、柄は横方向に曲がったものやストレートなどの種類があります。片口メガネレンチは柄の部分が握り柄や、シノ、打撃する形状などになっています。以下で詳しく種類をみていきましょう。

メガネレンチの特徴

メガネレンチの種類

メガネレンチは形状によっていくつかのタイプがあります。その代表的なものをご紹介いたします。

オフセットタイプ
ロングタイプ

柄が長く、さらにオフセット部分をもつタイプのメガネレンチです。最も使い勝手がよく、広く利用されています。作業スペースが狭い場合、くぼんだ場所にあるボルトやナットを取り扱うときにも使用しやすい点が特徴です。

ショートタイプ

ロングタイプと異なり、柄の部分が短いタイプのメガネレンチです。柄が短くて全体的に小型なので、大きなトルクはかけることができません。しかし、小回りが利き、ロングタイプでは作業が難しい狭い箇所などの作業に使用できます。

ストレートタイプ

オフセットを持たない、まっすぐなタイプのメガネレンチです。ロングタイプやショートタイプが使用できない、非常に奥まった場所での作業にも活躍します。

ストレートタイプ

シノ付きメガネレンチ

柄の一端にメガネ状の口部を持ち、もう一端は円錐状のシノとなっているタイプのレンチです。組立めがねレンチとも呼ばれ、対辺の寸法が17〜55mmまでの約15タイプあります。 シノ部分を使い、ボルトの穴あわせなどに使用することが少なくありません。なお、落下防止用のロープを取り付ける穴を柄部があるものもあります。

シノ付きメガネレンチ

片口メガネレンチ

通常のめがねレンチとは異なり、口部だけが角度を持っているため、使用場所によっては便利な道具です。

片口メガネレンチ

曲柄両口メガネレンチ

S形メガネレンチとも言い、柄の部分から45度の角度で口部が取り付けられているレンチです。多くはオフセットのない平板な形状で、使用場所によっては非常に便利な形状となっています。

曲柄両口メガネレンチ

打撃メガネレンチ

短い柄の片側がメガネ状の口部、もう片側が打撃を受けるための部分となっているレンチです。打撃部をハンマーで打ち付けることで、非常に大きな力をかけて回転を行うことができます。 締め付けに大きな力を必要とする大型ボルト・ナットや、錆びついてしまったボルト・ナットの緩め作業に活躍します。 打撃を受けてレンチがはじけ飛んでしまうと危険なので、柄部の穴に危険防止のためのロープを接続して使用しましょう。

打撃メガネレンチ

メガネレンチの使い方と使用上の注意

メガネレンチは、簡単に使用できる使いやすい工具です。使用の基本的なポイントをご紹介します。

まず、メガネレンチはボルト・ナットの二面幅に合った口径のものを使用するので、六角ボルト・ナットの二面幅寸法(mm)をご確認ください。また、両口サイズの組合せや、立ち上がり角度も確認してください。角度はナット付近の障害を避けるために付いています。 メガネレンチの立ち上がり角度は、JISで15°、45°、60°の3種類があります。

メガネレンチの使い方と使用上の注意

メガネレンチはボルト・ナットの上からはめて使いますが、斜めになったり、隙間が空いたりしないように、しっかり奥まで差し込む必要があります。しっかりと差し込みを行うことで、両者の接触面積を出来る限り大きくし、力の伝わり方の効率を上げることができます。 不完全な状態でメガネレンチを使用すると、ボルト・ナットの角部が損傷を受けやすくなるので注意しましょう。また、口径が大きすぎる場合、ボルト・ナットの角が潰れたり、滑って外れやすくなったりするので危険です。また、サイズが合っていても、力を入れている際に外れる恐れもあります。

また、メガネレンチでは大きな力をかけてレンチを回す場合が少なくありません。できる限り大きな力をかけて回転を行いたい場合、レンチの柄の端部を持って動かすようにすると、てこの原理を最大限利用して効率よく作業を進めることができます。

しかし、規定以上のトルクでメガネレンチを使用するのも、ボルト・ナットの破損の原因となります。パイプなどを差し込み継ぎ足したり、ハンマーで叩いて衝撃を与えたりするのは避けて下さい。ハンマー代わりに使用するのも、正しい方法ではありません。

メガネレンチが留め金具の平面にフィットして回すために必要な角度は60度です。ボルト・ナットを締めたり緩めたりする際、60度回すことができなければ、2回目の回転のためにレンチを取り付けることができません。

使用中にヒビ、割れ、磨耗、変形がある場合は使用を中止して下さい。また、擦り切れたレンチは交換しないと危険なので、精度を保つためにも定期的な点検とメンテナンスをおすすめします。

他にも、メガネレンチでは回しにくいと感じた場合、ラチェットメガネレンチを使用する方法があります。レンチをボルトから外さず連続して回すことができたり、逆方向に回すと空転したりするので回すたびにレンチを外す手間がありません。

<まとめ>

メガネレンチはスパナよりも力をかける必要が無く、狭い箇所でもボルト・スパナを締めたり緩めたりできる便利な工具です。狭くて手が入りにくい箇所の作業が必要となる自動車整備や機械整備などでも活躍するので、これらの使用目的がある場合は揃えておくとよいでしょう。


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