安全靴の種類と足幅の測り方

作業現場で必ず用いられる安全靴には、素材や仕上げの方法によっていろいろな種類があります。それぞれ異なる特徴と使用感となっており、サイズとあわせて自分にぴったりの靴を選ぶことが重要です。使いやすい安全靴を選ぶために、種類ごとの特徴と足幅の測り方についてご説明いたします。

安全靴の革の素材

近年はさまざまな素材の安全靴が作られるようになり、通常の靴と同じような皮革素材のものも登場しています。そのなかでも安全靴でよく使われている素材が、銀付革やベロアです。

銀付革

銀面のある革を指し、「ぎんつきかく」と読みます。動物皮が本来もつ「銀面模様」と呼ばれる、革の銀面(外側)をそのまま活かした革の総称です。素上げ革、アニリン革、塗装仕上げ革など、さまざまな種類があります。

銀付革

ベロア

ベロアは一般的にスウェードやヌバックなど、起毛皮革と呼ばれる素材のひとつです。特に成牛革など大判の革をバフィングで毛羽立たせた革を、銀付きベロアとも呼んでいます。

ベロア

安全靴の仕上げの種類

安全靴は機能性が第一ですが、通常の皮革製品と変わりないほどのファッション性を盛り込んだ安全靴も増えています。なかでも人気があるのが、革の表面をなめらかで自然な質感が魅力のスムースレザーです。スムースレザーにはガラスレザーと銀付革の二つがあります。

ガラスレザーは銀面をあえて磨き処理して顔料などで塗装仕上げをし、色合いや風合いを深めたもののことです。ただし、このガラスレザーの場合は、傷や経年劣化による風合いの深みなど、革製品特有の「エイジング」を楽しむことはできません。 ただし、手入れ自体は非常に楽というメリットもあります。銀付革の安全靴であれば、使いこむごとに風合いが深まりエイジングの効果も楽しめますが、高価な分しっかりとしたメンテナンスが必要です。

一方、型押しは表面にあえて凹凸をつける仕上げの方法で、エンボスレザーともよばれています。革をなめした後に機械で表面をプレスし、熱と圧力で模様をつけるというものです。牛革であっても、型押しによってクロコダイルやヘビなどのような見た目にすることが可能となります。

足幅の測り方

安全靴を使うような場面では、重量のある機械や部品を扱う作業をしていることが多いです。したがって、安全靴には、ケガのリスクを減らすための安全性はもちろんのこと、作業上の負担を軽くするための機能性も必要になります。 そのなかでももっとも大切なのが、安全靴が自分の足幅にぴったり合っているかという点です。安全靴を購入する際は、正しく足幅を測って、動きやすく足にフィットするサイズのものを選びましょう。

(1)足長(サイズ)を測る

足長は「かかと」から「つま先」までの長さです。なお、このとき「つま先」はもっとも長い足指の先端までを指します。

(2)足囲(ワイズ)を測る

メジャーを当てる位置は、親指の付け根の一番出っ張っているところと、小指の付け根の一番出っ張っているところです。そこからぐるりと一周回して測ってください。メジャーが斜めにずれないように注意しましょう。

(3)靴のサイズ表から足幅を確認

計測した二つの数字と、サイズ表を見比べてサイズを確認します。たとえば男性で足長26.5cm、足囲260mmだった場合、測定値の上位の近似値264mmで足幅3Eとなり、適応サイズは26.5 3Dです。※このEの数が多い程、足の幅が広いタイプになります。

女性用
足長(cm) 足囲(mm)
表示 E 2E 3E 4E
19.5 207 213 219 225
20 210 216 222 228
20.5 213 219 225 231
21 216 222 228 234
21.5 219 225 231 237
22 222 228 234 240
22.5 225 231 237 243
23 228 234 240 246
23.5 231 237 243 249
24 234 240 246 252
24.5 237 243 249 255
25 240 246 252 258
25.5 243 249 255 261
26 246 252 258 264
26.5 249 255 261 267
27 252 258 264 270
男性用
足長(cm) 足囲(mm)
表示 E 2E 3E 4E
20 213 219 225 231
20.5 216 222 228 234
21 219 225 231 237
21.5 222 228 234 240
22 225 231 237 243
22.5 228 234 240 246
23 231 237 243 249
23.5 234 240 246 252
24 237 243 249 255
24.5 240 246 252 258
25 243 249 255 261
25.5 246 252 258 264
26 249 255 261 267
26.5 252 258 264 270
27 255 261 267 273
27.5 258 264 270 276
28 261 267 273 279
28.5 264 270 276 282
29 267 273 279 285
29.5 270 276 282 288
30 273 279 285 291

<まとめ>

重い物資を運搬する作業現場で使われる安全靴は、安全性はもちろん、デザイン性と機能性も重要です。また作業疲れを軽減するためにも、足にフィットしたサイズの安全靴を選ばなければなりません。安全靴の素材や仕上げの種類と、正しいサイズの測り方を理解し、使いやすい安全靴を見つけてください。


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