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シャープ芯の硬度と太さ

ビジネスシーンには欠かせないシャープペンシル。ちょっとしたメモから製図まで、様々な場面で活躍しています。硬さや太さなど種類が豊富なシャープ芯は、使用者の筆圧や用途によって使い分けたいものです。今回はシャープ芯について解説していきます。

シャープ芯は何からできている?

シャープペンシルの歴史は意外と古く、1838年にアメリカのキーマンが「エバーシャープ」という名で発売した製品が最初のシャープペンシルだとされています。当時のシャープ芯は鉛筆と同様の成分で、黒鉛・粘土・水が主な原料でした。

このシャープ芯はいわゆる「粘土芯」と呼ばれるもので、主原料の黒鉛に結合材としての粘土と水を混ぜ、焼き上げることで作られます。ただし、この原料で作ったシャープ芯は柔らかくて強度が低く、太さは1.0〜1.5mm程度でした。折れやすいため、細い芯を作ることができなかったのです。

しかし、1962年に「合成樹脂芯(ポリマー芯)」が発表され、シャープ芯業界に革新が起こります。粘土の代わりに高分子有機化合物が使われているのが特徴で、作り方自体は粘土芯と同様です。焼くことで樹脂が炭素化して炭素100%になるため、硬くて細いシャープ芯が作れます。 現在は、こちらの合成樹脂芯が主流になりました。

シャープ芯の硬度について

シャープ芯を選ぶ基準のひとつに、「硬さ」があります。製品に表示されている「H」や「2B」といった数字とアルファベットは、「硬度」と「色の濃さ」を示す記号です。「B」は「Black(黒い)」、「H」は「Hard(硬い)」、「F」は「Firm(しっかりとした)」という意味を表しています。 「HB」は「黒」と「硬い」の両方を合わせた意味です。

まずは硬度にどんな種類があるのかご紹介しましょう。「柔らかくて色が濃い」方から「硬くて色が薄い」方に向けて順番に、4B・3B・2B・B・HB・F・H・2H・3H・4Hの10種です。アルファベットの前の数字が大きくなるほど、「B」の場合は柔らかく、「H」の場合は硬くなります。 柔らかくも硬くもない「普通」程度は、感じ方にもよりますがHBかFあたりと言えるでしょう。

芯が柔らかくて濃い「4B」から「2B」あたりは、力を入れなくても楽に書くことができます。濃く書きたい時やデッサンをしたい時、筆圧が弱い方などにオススメです。また、折れにくいので、速記を行いたい時などにも重宝します。 反対に硬くて薄い「H」あたりは、筆圧が強い方や手を汚したくない方、手帳に細かく書き込みたい方などに最適です。これ以上硬い「2H」から「4H」はとても薄くて細い線になるため、すぐに消したり細かく書き込んだりできる製図などの下絵に向いています。

もっとも広く使われているのは「B」や「HB」です。マークシートなどには、このレベルが適していると言われています。その他、書いた時に「キュッ」という独特の音が鳴りやすいのは硬い芯、消しゴムを使った時に消えにくいのは柔らかい芯です。 使用者の筆圧や目的、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

シャープ芯の太さについて

シャープ芯の太さはJISによって規定されています。シャープペンシル本体にどのメーカーのシャープ芯を使っても同様に使用できるのはこのためです。芯の太さも、目的や用途に合わせて最適なものが異なります。

シャープ芯の太さには、直径によって0.5mm、0.7mm、1.3mmなどミリメートル単位で表され、多くの種類があります。2.0mmの芯は鉛筆とほぼ同様の太さと考えてかまいません。一般的に使われているのは、0.4〜0.5mmです。 普段の筆記では一番見やすい太さとされ、画数の多い漢字でも問題なく書けます。これより細い0.2〜0.3mmは非常に細い線となるため、製図などに用いると良いでしょう。 反対に太目の0.7〜0.9mmは、アルファベットを書くことに向いています。実際、海外のシャープ芯は、0.7mmが主流のようです。1.3mmは文字を書くには太いため、しっかり書く必要がある時や、マークシートを塗りつぶす時などに使用しましょう。

シャープ芯の太さについて

<まとめ>

シャープ芯は普段から仕事に使うものだからこそ、手に馴染む使いやすい芯を選びたいものです。今回の内容を参考に、使用者に合ったシャープ芯を見つけてください。