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トラックロープの結び方

運送業や引越し業をはじめ、トラックで荷物を運ぶ機会は多々あります。ロープを使ってトラックに荷物を固定するには、ほどけないよう特殊な結び方をしなくてはなりません。 結び方にはいくつか種類がありますが、今回は代表的なロープワーク「輸送結び」と「南京結び」の方法をご紹介します。

輸送結び

輸送結びは、多くの場面で使われる実用的な結び方です。トラックに複数の荷物を固定したい時や、刈った雑草などのかさばる荷物を積みたい時に使います。 滑車の原理を応用した結び方なので、少ない力で大きな力を生み出し、ギュッと締めることができる点が特徴です。ただ、想定した以上に荷物に負荷がかかることがあるので、傷つけたくない荷物はしっかり梱包するか、毛布などを掛けた上からロープをかけましょう。

【ダブルエイトフィギュアノット〜2重8の字結び〜】

輸送結びを覚える前に、「ダブルエイトフィギュアノット」の方法をご紹介します。これはフックなどに引っ掛けるための「輪」をロープの端に作る方法です。普通に輪を作るよりも頑丈でほどけにくく、ロープ同士が接する面積が大きいため、摩擦に強く切れにくくなります。

  • ロープの先端を大きく二つ折りにします。
  • 二つ折りにした先端(輪の部分)を、時計回りに円を描くように移動させて、軸部分と交差させます。この時、軸部分を下にしてください。
  • そのまま先端を軸部分の下にくるように絡ませ、右下に移動させます。
  • 上部に輪ができているはずなので、先端を輪に通します。
  • ぎゅっと締めて完成です。
【輸送結びの方法】
  • 荷物の上部にロープを通し、一方でダブルエイトフィギュアノットを作ってトラックのフックに引っ掛けます。
  • もう片方は、左手にロープの軸を持ち、その先を右手で二つ折りにして持ちます。
  • そのまま二つ折りにした輪を軸に交差させましょう。この時、輪の部分は15cmほど交点から飛び出すように調整してください。いびつな8の字のようになります。
  • 下側の大きい輪を、飛び出している上側の小さい輪に1回引っ掛けます。そのまま上の輪は右上に、下の輪は左下に向けて引っ張りましょう。
  • 下の輪を1度ねじり、そこに垂れたままのロープをくぐらせます。そのまま引っ張ると、長い輪がひとつできるはずです。
  • この輪を伸ばし、トラックのフックに引っ掛けてください。垂れているロープを引くと、ぐんぐん締まっていきます。
  • あとは余ったロープの処理です。フックに引っ掛けてから荷物を押さえているロープにくぐらせ、輪を作るように引っ張ります。
  • それをまた荷物を押さえているロープに結び付けていき、最後に端を隙間に埋め込んで完了です。

南京結び

南京結びは、重量のある荷物や大きな荷物をトラックで運ぶ時に便利な結び方です。輸送結びと似ていますが、より強固にロープの端を固定できます。そのため、アジャスターのような使い方が可能です。大きな荷物を運ぶ際は、ロープの途中に複数のフックで南京結びを使用すると、確実に固定できます。 慣れないうちはうまく張れず、ロープが緩んでしまうことがあるので、できれば二人で行ってください。強めに締めることを意識し、結んだら必ず張りのチェックを行いましょう。

  • 荷物の上にロープを通し、片側をトラックのフックに引っ掛けます。荷物が大きい場合などは荷物とロープの位置を調整し、フックの場所を選びましょう。
  • もう片方は、左手で持ったロープの軸に、右手で二つ折りにした輪を重ねて数字の「8」を作ります。
  • 下側の輪を上側の輪との交点に、ぐるぐると2回引っ掛けましょう。この時、2回目は1回目より下(荷台側)になるように巻くのがポイントです。
  • 下側の輪を一度ねじり、その間から垂れたままになっているロープを引っ張ってきてくぐらせます。そのまま引っ張ると長い輪になるはずです。
  • できた輪を、トラックのフックに引っ掛けます。垂れている方のロープを引くと締まっていくので、作業員二人で息を合わせて引っ張りましょう。この時、手前に引く→下に引く、という手順で引っ張るとしっかり締めることができます。
  • 垂れているロープをフックに固定します。緩まないように注意しながら、二度フックに巻き付けてください。この時、ロープを噛ませるように巻くのがポイントです。
  • 残った部分を張ったロープと荷物の間に通して輪を作り、フックにかけます。
  • 1〜2度行なったら、端っこを隙間に埋め込んで完了です。

<まとめ>

ロープの結び方には、頑丈に荷物を固定するだけでなく、ほどく際もスムーズにできるよう、先人たちの知恵が詰まっています。固定後はロープの張り具合や、荷物が動かないかどうかの確認も忘れずに行ってください。また、丈夫なロープを使用することも大切です。 結び方をしっかりマスターし、安全かつ迅速に荷物を運びましょう。


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