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ユニバーサルデザインフードとは

ユニバーサルデザインフードとは?

皆さんはユニバーサルデザインフードという言葉を聞いた事がありますか? おそらくほとんどの方が初めて耳にした事と思います。人は歳をとると、それに伴って食べ物を噛む能力である「咀嚼機能」が低下してくるため、一般的な食事では喉を通らなくなってきます。また、歯、口、顎なども加齢にともなってその機能は徐々に低下してきます。ユニバーサルデザインフードとは、このようにものを噛んで飲み込む能力が低下した人でも容易に食事ができるように開発された食品のことをいいます。

ユニバーサルデザインフードは、その規格を日本介護食品協議会が取り決めており、その規格に適合する食品については、それが一般の方にもわかるようにマークが表示されています。

なお、ここまで聞くと、「ユニバーサルデザインフード=高齢者用の食品」というようにイメージするかもしれませんが、決してそうではありません。ユニバーサルデザインフードは、いわゆる高齢者食と言われる高齢者向けの特定保健用食品とは違い、老若男女を問わず咀嚼機能や嚥下機能が低下した方に対して広く使用できる食品なのです。

というのも、これまでこういった症状の方に提供されてきた食品の多くは、いわゆる「流動食」といって、ゼリー状のものやミキサーなどでただ飲み込めるよう処理された食品ばかりでした。このような食品は、栄養の摂取自体は問題がなくても、人間の三大欲求の一つでもある「食べる」ことの楽しさからはほど遠いものでした。

けれども、ユニバーサルデザインフードは、「デザイン」という名称にもあるように、単に食べやすい、飲み込みやすい、という食品ではなく、食品自体の「見た目」や「おいしさ」にもとことんこだわり、食べる事の「楽しさ」を味わうことができるのです。これがユニバーサルデザインフードの一番の魅力です。

ユニバーサルデザインの選び方

日本介護食品協議会の規格に適合する食品は、ユニバーサルデザインフードとして認められ、以下の4つの区分のうちいずれかのマークが付与されます。

1:区分1 容易にかめる

硬いものや大きいものについては「やや食べづらい」方で、かんだ後は普通に飲み込む事ができる程度の場合は、この区分1を選びましょう。

2:区分2 歯茎でつぶせる

硬いものや大きいものについては「食べづらい」方で、ものによっては飲み込みづらいと感じる方は、この区分2を選びましょう。

3:区分3 舌でつぶせる

細かくまたやわらかければ食べる事ができる方で、水やお茶が飲み込みづらいと感じる方は、この区分3を選びましょう。

4:区分4 かまなくてよい

固形物についてはたとえ小さくても食べづらいという方で、水やお茶が飲み込みづらいと感じる方については、この区分4を選びましょう。

- 区分1 区分2 区分3 区分4
表示 容易にかめる 歯ぐきでつぶせる 舌でつぶせる かまなくてよい
かむ力の目安 かたいものや大きいものはやや食べづらい かたいものや大きいものは食べづらい 細かくまたはやわらかければ食べられる 固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安 普通に飲み込める ものによっては飲み込みづらいことがある 水やお茶が飲み込みづらいことがある 水やお茶が飲み込みづらい

とろみに関する規格について

食べ物や飲み物を飲み込みづらいという方のために、ユニバーサルデザインフードには「とろみ調整剤」というものがあります。これによって食品自体にとろみをつけて、飲み込みやすくすることができるのです。

また、このとろみについては、やわらかい方から順に、次のような表現で統一して表記されています。

  1. フレンチドレッシング状
  2. とんかつソース状
  3. ケチャップ状
  4. マヨネーズ状

それぞれの表現ごとに、その硬さを再現するために必要な使用量が併記されていますので、メーカーに関係なく、その人にあったとろみを常に再現する事が可能です。ちなみに、とろみ調整剤についても、ユニバーサルデザインフードの規格に適合しているものについては、そのマークが表示されています。

このとろみ調整剤を上手に活用することで、食べたり飲んだりする機能が低下してしまった方についても、おいしく、そして楽しく食事をすることができるようになるのです。