金型用砥石の特長と用途
金型の研削加工に使用する砥石です。
特長
- 荒仕上げ、中仕上げ、最終・鏡面仕上げと揃い、粒度の種類も数多くあります。研削液を使わない乾式や水をつけて研磨する湿式を使い分けると、より効果を発揮します。
- 加工の度合によって粒度を選んでください。
用途
金型の種類は、プレス型、ダイキャスト型、プラスチック型など色々ありますが、その金型製作加工の最終仕上げの磨きに使われます。樹脂を金型に流し込んで成型し、金型の形や粗さがそのままプラスチック製品になるため、とても重要な作業です。
荒・中仕上げ用
最も耐磨耗性に優れ、折れにくく、溝、スリット、底角などの難作業においても高い研削力を発揮します。
中仕上げ用
軽いタッチで抜群の研削性を発揮し、幅広い範囲で使用できます。
最終仕上げ・鏡面仕上げ用
非鉄金属の磨き加工にも使用できます。粒度によって色分けしてあります。最終仕上げに開発された砥石で、仕上げ面にキズやスクラッチをつけません。
- 仕上げ(面粗さ)によって粒度(#)を選んでください。
- 加工する鋼材に適した種類の砥石を選んでください。
ココミテvol.2より転載