バイオマス発電とは
「バイオマス発電」かあ・・・聞いたことあるけど、いまいちどういう仕組みかわからないなあ。
それでは、今回は「バイオマス発電」について探っていきましょう！
バイオマス発電の仕組み
「バイオマス発電」は、木くずや可燃ごみ、動物の糞尿など、生物由来の資源を燃料とした発電方法です。バイオマス資源を燃焼させたり、ガス化させたりすることでタービンを回し、発電機を動かして発電しています。(図1参照)
図1 バイオマス発電の仕組み
燃料となるバイオマス資源ですが、下表のような廃材や廃棄物、生ごみや植物などを燃料としているため、廃棄物の再利用・減少や、二酸化炭素の排出係数も低減できる、環境にやさしい発電方法として注目されています。
| 乾燥系 | 木質系 | 農業・畜産・水産系 | 建築廃材系 |
|---|---|---|---|
| 林地残材 製材廃材 |
農業残渣(稲わら・トウモロコシ残渣・もみ殻・麦わら・バガス) 家畜排せつ物(鶏ふん) |
建築廃材 | |
| 湿潤系 | 食品産業系 | 農業・畜産・水産系 | 生活系 |
| 食品加工廃棄物 水産加工残渣 |
家畜排せつ物 牛豚ふん尿 |
下水汚泥 し尿 厨芥ごみ |
|
| その他 | 製紙工場系 | 農業・畜産・水産系 | 生活系 |
| 黒液・廃材 セルロース(古紙) |
糖・でんぷん 甘藷 菜種 パーム油(椰子) |
産業食用油 |
表1 バイオマス資源の分類
へえ！捨てるはずのものを再利用できるのはエコですね。
そうですね！また、バイオマス発電は、再生可能エネルギーの中でも、天候に左右されず、バイオマス資源がある限り「安定供給」が可能なエネルギーというメリットもあるんです。
続いては、イーレックスがバイオマス発電でどのような取り組みをしているのか、ご紹介します。
イーレックスが取り組むバイオマス発電
画像1 ヤシ殻(PKS)
イーレックスでは、「PKS(Palm Kernel Shell)」という、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後の椰子殻(画像1) や、木くず等を固めた木質ペレットを使って大規模なバイオマス発電を進めています。
現在、国内最大級のバイオマス発電所を運営しており、全国6発電所、出力総計約350MWの発電を計画しています。(図2参照)
図2 イーレックスグループのバイオマス発電所
画像2 イーレックスニューエナジー佐伯株式会社 佐伯発電所
イーレックスはPKSを主燃料としたバイオマス発電所を日本で初めて運転開始した電力会社なんですよ。
そうなんですね！！
発電所も続々と出来てきて、バイオマス発電もどんどん拡大していきそうですね。
それだけ世界の環境意識も高まっているんですよ！
ちなみに、モノタロウでんきでは高圧の電気も受け付けていますが、環境に配慮したプランがあるのをご存知ですか？
えー、そうなの？確かにRE100(※1)とか取り組んでる会社増えてきてるみだいだなあ。それはどんなプラン？
(※1)RE100…事業運営を100％再生可能エネルギー電力で調達することを目標に掲げる企業が参加する国際企業イニシアチブ。
CO2フリープランと言って、2種類あります。
CO2フリープラン
エバーグリーンプラン
バイオマス、風力、太陽光、水力などの発電によるFIT(※2)電気に環境価値を持つトラッキング付の非化石証書(※3)を組み合わせることで、実質的に再生可能エネルギーを提供し、CO2排出係数をゼロにするプラン。
RE100やCDP(※4)への報告にも活用可能！
カーボンオフセットプラン
調整後排出係数がゼロの電力を供給するプラン。
温暖化対策法の公表制度において、特定排出者が電気購入由来のCO2排出量をゼロとして報告が可能！
(※2)固定価格買取制度(FIT)…再生可能エネルギーによって発電された電気を、国が定める固定価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける制度。
(※3)非化石証書…CO2を排出しない非化石燃料による電力だという「環境価値」を証明する証書。
(※4)CDP…気候変動・水など環境分野に取り組む国際NGO。年に1回全世界の主要企業に質問票を送り、得られた情報をもとにスコア化し、結果を公表している。
へえ！これなら堂々と環境に配慮している会社だってアピールできますよね。
CO2フリープランのような環境配慮型プランは年々ニーズが高まっていて、旧一般電気事業者でも同様のプランを出していますが、モノタロウでんきではさらにお安く提供しています。地球にもお財布にもやさしいプランなんですよ！
ご興味のある方は、是非お気軽に
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近年、環境問題への配慮から、再生可能エネルギーが注目されていますね。
モノタロウでんきの供給元であるイーレックスでは、そんな再生可能エネルギーの一つである「バイオマス発電」に取り組んでいます。