電力会社の選び方

「でんき切り替えませんか」ってよく電話がかかってくるんだけど、そもそも電気を切り替えるとか電気の自由化ってどういうことなの？

これまでは地域の電力会社が以下のような3つの役割を持っていました。

発電部門はすでに原則参入自由でしたが、2016年4月の電力小売の全面自由化により、小売部門も事業者が自由に参入できるようになりました。発電所も小売も事業者が自由に参入していいですよ、というものです。

以前は電気を使うときは当たり前のように地域の電力会社（東京電力、関西電力等）と契約するしか選択肢がありませんでしたよね。それが、家庭や商店も含む全ての需要家が、電力会社や料金プランを自由に選択できるようになったんです。

え～！電力会社を選ぶってこと？

そうです、ライフスタイルや価値観に合わせ、電気の売り手やサービスを自由に選べるようになりました。

今では当たり前になっている電話回線ですが、回線利用制度が自由化され、ライフスタイルや、自分に好都合なサービスを提供してくれる通信会社を選んでいるのとイメージは似ているかもしれませんね。

なるほど、でも電力会社を選ぶのって大変じゃないですか。

そうですね、小売電気事業者の登録数は2020年1月現在600社を超えているので迷いますよね。

え～！そんなにあるんですか？じゃ、とりあえず安くなるなら適当に選んでみようかな。

焦らないでください。契約内容や使用状況によっては切り替えしない方がいい場合もあります。

例えば、今の電気使用量や使用時間帯に合っていないものを選択してしまうと割高になってしまうこともあります。

確かに、うちも工場は昼間でもたくさん電気使うけど、自宅は夜間しか使わないから契約プラン違うもんな。使い方で契約内容も違っているんだ。

はい、まずは自分のライフスタイルや使い方に合ったプランか確認すること！電気代の削減額については、それぞれの電力会社で見積ができるはずですから、現状と比較して確かめてみるといいです。

また、電気代だけじゃなく、再生可能エネルギーを中心とした発電方法で「地球環境にやさしい」という点で選ぶことも可能ですし、地元で作った電気の「地産地消」を謳う会社もあり、地域振興につながる電気もあります。

なるほどね～。そういう選び方もあるんだ！

さらに電力会社を選ぶ時のポイントをお教えしましょう・・・

各社「●●とセットにするとさらに安い」「商品券がもらえる」といった魅力的なサービスや特典を打ち出していますよね。でもメリットだけに飛びつくと、後々「前のほうがよかった」なんてこともあるかもしれません。

たとえば、申込時に事務手数料がかかったり、1年や2年といった契約期間の縛りがあって解約するときに解約金が必要だったり、電気料金のお知らせのはがき発行代や問合せの電話が有料だったりと、費用が別に掛かったりすることもあるので、電力会社を選ぶ時には、料金だけではなく、様々な要素も比較対象にして選ぶことが大事です！

そうか！価格だけで判断しちゃダメなんですね。

モノタロウでんきなら、契約期間の縛りも無くて、解約金、初期費用も掛かりません！