アイロンプラグ

WH4311を購入。1970年発売の超ロングセラー商品で、本来は1927年発売の「ナショナル・スーパーアイロン」以来、同社のアイロンコンセントで1960年代まで使われていた「丸型2ピン」で使用するもので、差し込み穴も丸なのですが、戦前に競合他社で採用されていた「平刃が水平に2本並ぶタイプ」のアイロンにも使用することができ、平刃の横幅とピッチによっては、無加工でそのまま使えてしまいます。現在でも販売されている袋打ちコードの2ピンこたつコードを流用してプラグだけを組み替えれば、雰囲気もバッチリ昭和初期に決まります。
現在では廃盤になっているようですが、ナショナル時代には差し込み穴が平刃も差せる土星型をしていた「WH4311-1」という派生品番もあったようなので、元より他社のアイロンの補修部品としても機能するように設計されていたものだったようです。
アイロンプラグを差し込むタイプの電気アイロンは、昭和レトロ家電としてまだまだ少なからぬ数が流通しているので、パナソニックには末長く販売を続けてほしいと願っています。

ベビーカッターのプラグが壊れたので加工して仕様しています