フルデジタル CO2/MAG溶接機 YD-350VZ1延長10mセット
1.低スパッタ溶接を実現する『MTS-CO2』、『SP-MAG』溶接法を搭載: 独自のCO2溶接の溶滴移行を安定化させる二つのスパッタ低減制御技術として、CO2溶接の低スパッタを追求した『MTS-CO2溶接法』と、MAG溶接の低スパッタを追及した『SP-MAG溶接法』は、『TAWERS』発売以降、フルデジタル溶接機にも展開され低スパッタと溶接安定性向上を実現してきました。この二つの溶接制御法を、Vシリーズで開発したハイブリッド電子リアクトルによる電流波形制御技術と融合させることによって、さらなる低スパッタを実現しました。
2.CO2溶接における中電流域での極低スパッタを実現: CO2溶接では、特に市場で求められている中電流域(180 A~240 A)でのスパッタ発生量の低減に注力しました。アーク期間中のスパッタ発生のメカニズムと溶接電流波形の相関に着目し、溶融池の振動を抑制することでさらなる低スパッタを実現するとともに、溶接の安定性を向上させました。また、MAG溶接でも、セカンダリスイッチングと『SP-MAG溶接法』により、スパッタ発生をさらに抑え、かつ、溶接速度アップに追従することを可能にします。ステンレスMIG溶接においては、ステンレス溶接の課題である溶融金属の湯流れを向上させることで溶接の作業性向上を実現しました。 ウィービングや突出し長さが変化した場合でも素早くアークを安定させ、高品位溶接を低電流域から高電流域まで幅広く実現します。
3.最適な溶接条件を簡単に設定できる「溶接ナビ」「板厚指令」機能を装備: フルデジタル溶接機Vシリーズで高い評価を得た「溶接ナビ」機能を標準搭載。「継手」「板厚」「溶接速度」を入力するだけで、溶接条件を自動決定することが可能です。
同じく、Vシリーズで好評の「板厚指令」機能も装備し、ワークの板厚を設定するだけで簡単に溶接条件が決定できます。これらの機能により、溶接作業が不慣れな方でも安心してご使用いただけます。