プラチナフィルター付チップ -10μl ラック BM3080シリーズ
プラチナチップはあらゆる点から"超低吸着・低残液"を追求し、成型されたチップです。不純物の無いオリジナルバージンポリプロピレンを使用し、原材料を特殊配合しておりますので、非常に滑らかな表面を実現しました。
また、独特のモールド設計及び製造工程により、さらにその滑らかさに磨きをかけています。チップ自体の透明度も非常に高く、ピペットノズルにもスムースにフィットします。
希少なサンプルの分注に適しています。
10μlロングのスタンダードタイプ
ヒンジラックタイプ
電子滅菌済
バルクタイプの販売はございません。
ピペット適合表はこちら(https://www.bmbio.com/pipette_compatibility/BM.html)をご参照ください。
プラチナチップ特徴:プラチナチップvs各種ポリプロピレンチップBMBio"プラチナチップ"と通常チップ、シリコナイズ
チップの内壁表面をカットして50 5,000×で撮影
BMBio"プラチナチップ"非常に滑らかな表面が伺えます。プラチナの所以です。
他メーカーポリプロピレンチップ500×でも、明らかになる程の線状のくぼみがあり、サンプルが残りやすくなっています。
他メーカーシリコナイズチップシリコンコーティングでカバーできない凹凸がわかります。こちらもサンプルが残りやすいと判断してよいでしょう。
50X500X5,000X
BMBioの"プラチナチップ"と各社チップをサーモフィッシャーサイエン
ティフィック社"BigDyeTerminatorReadyReactionMix"をテスト用サンプルとして使用し、サンプルを100μlチップ内に吸引後、排出、洗浄、リンスした後、完全に排出したチップ内を分光光度計にて計測したのが、右のグラフである。結果、BMBio"プラチナチップ"が各社チップに比べ残液量が極端に少ないのがわかる。
また、高濃度、粘度グリセロール配合酵素を含有する試薬をサンプリングする際に通常のピペットチップでは、明らかに残液が確認できる(下記)。
この、PCRやDNASequencing時の試薬のロスは、研究結果に不具合をもたらす要因になったり、試薬コストを増大させる要因にもなりえる。
上記の代表的な比較検討より、BMBio"プラチナチップ"はエンザイムやDNAのマックスボリュームでのサンプリングをお約束できます。
通常のポリプロピレンチップでは、元来の材質組成的な限界がありBMBio"プラチナチップ"のパフォーマンスは実現できません。
BMBio"プラチナチップ"は信頼性だけではなく、高価な試薬の10%~15%のコスト削減や残液による研究結果の不具合をも解消します。