この手のホルダーは昔、どこのメーカーか忘れましたが、鋳物でできたものがあって、何故か中心が盛り上がったデザインで、薄物の板の穴あけをするとき押しコップを穴あけの径ぎりぎりの大きさまで広げるので(ビビり回避の為)バイトと盛り上がった部分がぶつかるので、いちいちホルダーの突起部を擦り落とさなければならなかったのですが、この商品はまっすぐなので良いですね。ただ、ちょっとラインナップが少なすぎ(汗 昔のタイプは3分より大きい、4分、5分のバイトが入るものもありました。小さすぎます。後、普通に入れるとバイトがしっくり入るのですが、逆に入れるとギリギリ入らないことがあるので(その時はいちいちバイトの柄をグラインダーですります)あと1ミリ幅を広くして欲しかったです。それからこの商品、薄物削りには有効ですが、無垢の物を削るには華奢すぎて(6尺旋盤を使っています)ビビリ(振動)が発生して使いものにならないのですが(だから、旧タイプは廃盤になったんだと思います)これを購入する人は一体何に使うのでしょう?旋盤作業で、薄物削りをする人って全体からみると少数ですよね?使ったことがないのでわかりませんがミニ旋盤なら大丈夫なのでしょうか?(だから小さいラインナップしかないとか?)気になります。薄物削りをする人にはいい品物です。普通旋盤作業をする人はこの手のホルダーは華奢なので、無垢の羊羹のような鉄の材料を買ってフライスで切削して(がっちしした専用のホルダーとして)あつらえて仕事をします。