タセトRNY309は、溶着金属中のフェライト量を増加させて高温割れを防止するよう設計してあります。主に、軟鋼・低合金鋼とステンレス鋼との異材溶接に用いられますが、硬化性合金鋼の溶接にも適用されます。ライムチタニア型の被覆をしてありますので、全姿勢で溶接出来ます。
JIS規格ES309-16
AWS規格E309-16該当
タセトRNY309Lは、低炭素に設計されており、低炭素ステンレスクラッド鋼溶接時の鋼板の下盛用として最適です。RNY309と同様に、異種金属、硬化性合金鋼(SUS410、430など)の溶接に優れた性能を発揮します。ライムチタニア型の被覆をしてありますので、全姿勢で溶接出来ます。
JIS規格ES309L-16
AWS規格E309L-16該当
タセトRNY309Moは、RNY309と同様な用途に用いられますが、常温の耐食性はRNY316に匹敵し、またMoの添加により、耐割れ性はさらに良好となっています。常温使用のステンレスクラッド鋼及び硬化性合金鋼の溶接には好んで使用されます。ライムチタニア型の被覆をしてありますので、全姿勢で溶接出来ます。
JIS規格ES309Mo-16
AWS規格E309Mo-16該当
タセトRNY309MoLは、RNY309Moと同様な特徴を有していますが、さらに炭素量を低減し、0.04%以下に押さえたものです。低炭素ステンレス鋼板で、拘束の大きい厚板を溶接する場合には、特に有効です。
JIS規格ES309LMo-16
AWS規格E309LMo-16該当
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