CombatStick PHASE コンバットスティック フェイズ
ブランク:低レジン中弾道性カーボンをメイン素材に使用。極端な曲りを避けたローテーパー設計でティップ先端まで肉厚に巻くことで、ウィードの抵抗に負けずウィード内でルアーを操る硬さと圧倒的なリフティングパワーを獲得。そのうえでティップ~元ガイド間を無塗装アンサンドフィニッシュにすることでシャープなフィーリングを実現。
さらに、粘り強くパワフルなウーブンクロス(平織クロス)で補強したバッドセクションがフッキングからランディングまでをサポート。ビッグフィッシュを寄せるパワー&トルクを追求しながらも、抜群の操作性を併せ持つハイパフォーマンスブランク。
ガイドシステム:ティップからバットまですべてのガイドにステンレスフレームを使用したSiCリング・ダブルフットガイドを採用。強度重視のガイドセッティング。元ガイドの手前(グリップ側)に配した独自のセッティング。
バットのより太い部分にガイドが乗ることでバットパワーを有効に利用することが可能に。ウィードフリップ等で使用されることが多いPEラインを想定し、ティップガイド(#1~#3)にライン絡みしにくいLCガイドを搭載。
リールシートデザイン:エバーグリーンが独自に開発したオリジナルリールシート、Egスーパーバスシート・スリム。バスフィッシングに求められる様々な動作をバランスよくこなすシンプルかつ機能的な形。
オリジナルシェイプのスリムなボディはキャスティングの正確性を高め、パーミングにおいて全ての指にバランスよく力が分散して手の痛みや疲れを軽減します。また、これまでにないシートエンドの長さと形状は小指まですいつくようにしっかり握りこめます。精悍なブラックポリッシュの塗装にフェイズ・オリジナルリールシートエンブレムを装着。
リールシートフードのカラー変更について:Bカラー(ブラック仕上げ)が廃盤となりましたので、順次ICカラー(I.Pシャイニーグレー仕上げ)へ変更となります。また、カラーによる機能上の違いはございません。
グリップデザイン:ルアーを動かす際にウィードを切る際の鋭いロッドワークにおいて指への負担を軽減するコンパクトEVAフォアグリップ。肉厚でトルクフルなブランクとのバランスを考慮し、操作時の先重り感を軽減するEVAストレートグリップを採用。キャスト時やアクション時、さらにファイト時にロッドをしっかりホールドできる機能重視のグリップエンドデザイン(エンドプレートレス)。
「全国釣竿公正取引協議会」認定製品:公正取引委員会及び消費者庁長官の認定を受けた「釣竿の表示に関する公正競争規約」の規定に基づき「全国釣竿公正取引協議会」がその内容及び条件に適合していると認定した証「釣竿公正マーク」を貼付。
強硬シャフトが生み出すパワー&操作性。バイト誘発型ダブルエクストラヘビーの対ウィードジャングルスペシャル。
ピッチングでのカナダ藻ドーム撃ちに、キャスティングでのリアクションジグ(跳ねジグ)に・・・・・・ヘビーなウィードエリアでビッグバスを狙うためのロッド、パワープラント。ティップの先まで強硬なダブルエクストラヘビーのパワフルなシャフトは、ウィードからバスを引きずり出すためだけでなく、密集するウィードに送り込んだワームやジグを、その抵抗に負けず思い通りに操るためのもの。
さらにフッキング時の打点の高さ、フッキングと同時に掛けた魚の頭を一瞬で手前に向ける瞬発力、ロッドアクションによるルアー操作性を総合的に考慮したレングス(全長7フィート1インチ・有効レングス186cm)が、ウィードジャングルの釣りでアングラーに掛ける多大な負荷やストレスを軽減。
ウィードからバスを引き抜くパワーばかりが注目されがちなヘビーウィード用ロッドにおいて、その点はもちろんのこと、フッキング~ランディングのプロセスと同等に重要なウィードの中でルアーを操るというプロセスもしっかり考慮してつくりあげたバイト誘発型ダブルエクストラヘビーアクション。
ただウィードの奥にルアーを送り込むだけでは喰わないナーバスなビッグバスに口を使わせるために。そして、ウィードの奥で掛けたビッグバスを逃さず獲るために。パワーと操作性を両立した対ウィードジャングルスペシャル、それがパワープラントです。
コンセプト&特徴:ウィードエリア、ウィードジャングルでビッグバスを狙うためのロッド。1.ティップの先まで硬い肉厚エクストラヘビーアクション。2.これ以上長くなると操作しづらい、これ以上短くなるとリフトしづらいという限界レングス、1.と2.の組み合わせにより以下のメリットが生まれます。
バイトが増える:ウィードの中を狙う場合(カナダ藻ドーム撃ち、跳ねジグ等)、ロッドティップからルアー間のラインが所々でウィードに引っ掛かり一直線にならないため、一般的なロッドでは屈折したラインがロッドアクションの力を吸収してしまい、思ったほどルアーが動いていないものです。
アングラーの意図通りに動かそうとするとロッドをかなり大きく動かさなければならず体力的にきついばかりか、ウィードの濃さ等によってラインの屈折は一定ではないため、時には必要以上にルアーが動いてしまいバスを驚かせる原因にもなってしまいます。
パワープラントなら:ティップの先まで強硬な張りがありアクション時のパワーロスが少ないため、コンパクトなロッドアクションでもルアーにしっかり力が伝えることができます。なので、力加減一つで大きな動きから繊細で微妙な動きまで与えることにもなり、結果バイトが増えます。
ウィードの中ではラインが屈折しているためそれが遊びとなり入りシロは確保されるので、ティップが硬すぎてアタリを弾くのでは?ということは気にしなくてOK。
また、硬いロッドは体への負担が大きいのでは?と心配される方もいるかと思いますが、普通のロッドではウィードを外すためにロッドを大きくあおる動作を1日中繰り返すことを考えると、パワープラントならコンパクトな動きで良いので結果的に体力の消耗を防ぐことにもつながります。
もちろん、硬いロッドが良いからと言って、XXHクラスのロッドに多い7フィート後半から8フィートクラスのロングロッドでは、アングラーにもそれなりの体力が必要になるので、XXHという硬さながら長すぎない71というレングスだからこそ言えることでもあります。
キャッチ率が上がる:長さの話を続けると、ウィードからバスをリフトするだけなら長いロッドの方が有利になりますが、長すぎると操作が緩慢になる、ルアーが大きく動きすぎる、扱うのに体力が必要になる等のデメリットが発生します。
それに、軽く短いロッドと比べるとスイングスピードが遅くなってしまうため、フッキング動作に入ってからフッキングパワーがルアーに伝わるまでに時間が掛かるというケースもあります。そうすると魚に走る猶予を与えてしまうため、ウィードに巻かれやすくもなってしまいます。
XXHという硬さで71(有効レングス:トリガー~トップガイド間186cm)という長さはルアーを操作する上でもシャープさを失わないギリギリの長さというだけでなく、フッキングの瞬発力、リフティングパワー等のバランスを総合的に見てベストなところをとったものです。
7フィート台後半のロングロッドと比べてスイングの初速を速くできるため、フッキングの動作に入ってからルアーにパワーが伝わる時間が速くなり、フッキングから一気に魚の頭を釣り人側に向けることができます。魚に暴れる隙を与えず、ウィードから引き抜きやすくもなります。
リフティングパワーだけでなくリフティングの速さも重要。これでキャッチ率が変わってきます。
バラシが減る:もしウィードに巻かれてしまった場合、いくらバットパワーのあるロッドでもティップに硬さがないロッドだと、ロッドを曲げて魚にかなりのプレッシャーを掛けているつもりでも、ウィードの中ではラインの屈折があるため、思ったほど力が伝わっていないものです。だから、魚に頭を振る余裕がありバレてしまいやすいのです。
ティップの先まで硬く、パワーをロスせずロッド全体で魚にプレッシャーを掛けやすいため、ラインが弛みにくいと言えます。だから、もしウィードに巻かれたとしても、魚に頭を振らせる余裕を与えず魚にプレッシャーを掛け続けることができるため、その状態で耐えているとトルクフルなブランクパワーでウィードが切れて魚が出てきたり、ウィードごと引き抜いてこれたりと、バラシを減らすことにつながります。
リトルマックス・ヘビーウエイトチューンモデルにもベストマッチ:冬の定番リトルマックス、なかでも引き抵抗の大きい3/4oz、1ozに対してもティップが負けないので軽い力でしっかり動かせます。それに、ティップのパワーがダイレクトにルアーに伝わるのでフォール直後の動き出しが早くなり、ボトム付近から無駄なくアピールできて結果バイトが増えます。冬場のメタルバイブやラバージグで多い、しっかり吸い込まないようなリアクション系のショートバイトもティップの硬さで掛けることができます。