JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
高温状態で圧延された材料で 4種類ある熱間圧延軟鋼板のうちでは一般用と規定されている材料で、炭素量が最も多い板材といえます。
Steel Plate Hot Commercial(熱間圧延軟鋼板)の頭文字。
強度については細かい規定はなく、この鋼板は強度が求められるような用途には向かない材料です。
スラブを加熱してから引き延ばすことで製造され、熱間の圧延工程のあとはSPHCの表面に黒皮という黒い酸化皮膜で覆われているおり、そのままのSPHCは黒皮材と呼ばれます。
冷延に比べプレス成形性、表面平滑性に劣るが、反面価格が安いです。
塗装がしやすいことが特徴ですが、とても錆びやすいためメッキや塗装は必須です。
加工する際にスケールが粉になって出るため、加工を断るコイルセンターも多い。
最近は黒皮鉄のデザイン性が見直され、家具などで黒皮鉄まま使用することも多いが、酸化被膜がうつってしまうので、クリア塗装を行って使用されることが多い。
用途造船やガセット、モーターの軸受、コンテナ、ガスボンベ、建材、パイプなど
質量(kg)0.5~423.9
板厚(mm)1.6~12.0
サービス分類オーダー・加工
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