SECC(SEHC)電気亜鉛メッキ鋼板は、電気メッキによって鋼板の表面に亜鉛をつけたもの。
鋼板に亜鉛メッキをつけることで、鋼の大きな弱点でもあった錆や腐食等を軽減することができるようになり、亜鉛メッキ鋼板が普及することになりました。
鋼板の耐食性を向上させるためのメッキには、亜鉛メッキ以外にもありますが、加工性が優れている点、廉価である点、条件が整えば大量生産が可能等の理由から、広く産業・工業用途に使われるようになっています。
また、錆に対する強さや耐食性だけでなく、各メーカーが製造・販売している電気亜鉛メッキには、様々な付加価値が付与されたものが多く見受けられます。
例えば、プレス成形性のよさや溶接性のよさに加え、気がつきにくい耐疵付き性、熱反射性、耐熱性、燃料透過遮断性、指紋がつきにくくする耐指紋性や防汚性能といった具合です。
ボンデ鋼板、シルバートップ、ジンクライト、エクセライト、ジンコートなどの各社の商品名でも知られます。
なお、電気亜鉛めっき鋼板は下記の元素材の板厚によってSECCかSEHCかが決まります。
SECC:SPCC冷間圧延鋼板に電気亜鉛めっきを施したもの
SEHC:SPHC熱間圧延鋼板に電気亜鉛めっきを施したもの
質量(kg)0.1~45.22
サービス分類オーダー・加工
ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)を主原料に、ガラス短繊維、無機フィラー等を充填複合し、押し出し成形後、加熱積層プレスを行った板材料です。 ナイロン、ポリアセタールなどの熱可塑性樹脂板に比較して、耐熱性、電気特性、強度、寸法安定性に優れます。電気絶縁用途では熱硬化性樹脂積層板と比較して吸水性、電気特性、加工性が著しく改善されています。
ユニレートは競合材料に比べ素晴らしい性能を持っています。特に、絶縁性、低吸水性、剛性、耐熱性などの基本特性に優れます。また、切削加工や打抜き加工が容易です。
厚さ(mm)5,10,15,20,25,30,40,50
幅(mm)5~500
長さ(mm)5~1000
仕様絶縁破壊強さ:37MV/m
比重1.63
圧縮強さ(MPa)135
荷重たわみ温度(℃)235
吸水率(%)0.1
切断公差厚み2~20mm:±0.5mm、厚み25~100mm:±1.0mm
曲げ強度(MPa)縦:220、横:125
サービス分類オーダー・加工
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
高温状態で圧延された材料で 4種類ある熱間圧延軟鋼板のうちでは一般用と規定されている材料で、炭素量が最も多い板材といえます。
Steel Plate Hot Commercial(熱間圧延軟鋼板)の頭文字。
強度については細かい規定はなく、この鋼板は強度が求められるような用途には向かない材料です。
スラブを加熱してから引き延ばすことで製造され、熱間の圧延工程のあとはSPHCの表面に黒皮という黒い酸化皮膜で覆われているおり、そのままのSPHCは黒皮材と呼ばれます。
冷延に比べプレス成形性、表面平滑性に劣るが、反面価格が安いです。
塗装がしやすいことが特徴ですが、とても錆びやすいためメッキや塗装は必須です。
加工する際にスケールが粉になって出るため、加工を断るコイルセンターも多い。
最近は黒皮鉄のデザイン性が見直され、家具などで黒皮鉄まま使用することも多いが、酸化被膜がうつってしまうので、クリア塗装を行って使用されることが多い。
用途造船やガセット、モーターの軸受、コンテナ、ガスボンベ、建材、パイプなど
質量(kg)0.5~423.9
板厚(mm)1.6~12.0
サービス分類オーダー・加工
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