分銅に関する国際勧告 OIML R111-1:2004 及び国内規格 JIS B7609:2008 において規定されている分銅の最小質量は1 mgです。研究室や製造ラインで使用されている電子天びんは、1 mg未満の測定能力を持つ機種が数多く存在しており、電子天びんの性能管理は測定範囲に相当する標準分銅を使用するのが原則ですが、現在は1 mg未満の質量範囲、すなわちサブミリグラム範囲の管理を直接的には実施できないのが問題となっています。(株)村上衡器製作所は、規格の先を見据え1 mg未満の質量標準をチタンで実現しました。(平成29年5月、(独)製品評価技術基盤機構(NITE)による技術指針の改正によりサブミリグラム領域でのJCSS校正が可能となり、同年12月(株)村上衡器製作所は、日本で初めてこの領域(0.5mg~0.1mg)の登録事業者として認定されました。)
材質チタン
校正ランク:S
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