本書は韓国の女神について包括的に考察し、女神というものへの観念や女神の本質について言及したものである。朝鮮半島にまつわる神話は日本の研究者の間では主として朝鮮神話(朝鮮半島の神話)という言葉があてられることが多く、よって本書でもそのような呼称を使うこととする。朝鮮神話研究はこれまで多くの研究者によって論究され、発展をみせてきた。しかし膨大な朝鮮神話の先行研究がある中で朝鮮神話の女神を対象とする研究は決して多いとはいえない。特定の女神に注目した論考や、朝鮮神話の女神(の資料など)を一挙羅列し、概略的な説明を加えたものはあるが、日本において朝鮮神話の女神について、未だ包括的、網羅的に検討するものがほとんど見当たらないため、本書ではその大いなるテーマに挑むものである。
判型A5
ページ数206
著者名北島由紀子
1冊
¥1,800
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