定性濾紙のなかでは、厚く、濾過速度の速い濾紙です。沈殿物をよく保持し、精密さを必要とする定性分析において一般的に用いられる濾紙です。JIS P 3081〔ろ紙(化学分析用)〕に規定される2種に相当します。αセルロース(重合度の高い純粋なセルロース)を原料としています。
定性濾紙は、本来、分析試料中に存在する物質の検出に使われますが、安価で寸法も豊富にあり、研究室や生産現場で、幅広い目的に利用されています。
適合ロートは目安です。
用途一般定性分析、理化学実験、析出結晶分別、硫黄分析(石炭・コークス・木炭など)
厚さ(mm)0.26
JIS規格JIS P 3801 2種
最高使用温度(℃)120
質量(g/m2)125
使用pH範囲0~12
ろ水時間(s)80
吸水度(cm)8
破裂強さ(kPa)122
灰分0.10%
仕様1包装:100枚入り
粒子保持能(μm)5
定性濾紙のなかでは濾過速度の速い濾紙です。
水酸化鉄のような粗大沈殿物の濾過に適します。
JIS P 3801[ろ紙(化学分析用)]に規定される1種に相当します。
αセルロース(重合度の高い純粋なセルロース)を原料としています。
定性濾紙は、本来、分析試料中に存在する物質の検出に使われますが、安価で寸法も豊富にあり、研究室や生産現場で、幅広い目的に利用されています。
適合ロートは目安です。
用途染色試験、粘稠液の濾過(油・果汁など)
厚さ(mm)0.2
JIS規格JIS P 3801 1種
最高使用温度(℃)120
質量(g/m2)90
使用pH範囲0~12
ろ水時間(s)45
吸水度(cm)9
破裂強さ(kPa)79
灰分0.10%
仕様1包装:100枚入り
粒子保持能(μm)6
セルロース濾紙に比べ、濾過速度が速く、沈殿物保持性に優れているため、短時間に高効率の濾過が可能です。
最高使用温度が高く、バインダーを含まないものは、500℃までの高温に耐えることができます。
強酸、強アルカリ以外の薬品に対して、優れた耐性を発揮します。
吸湿性が小さく、乾燥により恒量になりやすく、寸法安定性にも優れています。
生化学的液体に対し、不活性であり、オートクレープ滅菌も可能です。
ガラス濾紙のなかで、厚さが薄く、高い粒子捕捉性能を持つ製品です。
一般に液体清澄用に用いられます。
大気中の浮遊粒子状物質の捕集用(ハイボリウム/ロウボリウムエアサンプラー)にも用いられます。
保留粒子径(μm)0.6
捕集効率(%)99.9(0.3μmDOP)
厚さ(mm)0.21
最高使用温度(℃)500
質量(g/m2)55
圧力損失(kPa)0.33
ろ水時間(s)23
仕様バインダーナシ
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