JIS G3193 熱間圧延鋼板および鋼帯
SPHC‐Pは、熱間圧延鋼板の表面を酸洗いをし、酸化皮膜を除去した板なので、「サンセン」と呼ばれます。
表面は、酸化皮膜(ミルスケール)除去後、多少の油膜が施してありますが、SPHC(黒皮)よりも錆びやすいので、加工後はメッキや塗装が必要な板となります。
SPHC-PはSPHCと同じく4種類ある熱間圧延軟鋼板のうちでは一般用と規定されている材料で、炭素量が最も多い板材といえます。
自動車用熱間圧延鋼板と違い、機械的強度についての細かい規定はなく、引張強度は一律270MPa以上となっていますが、440MPaを上限値とすることもできます。
サンセンと呼ばれる鋼板で熱延鋼板の表面スケールを酸で洗い流し除去した鋼板です。加工性が良く、メッキもし易いのが特徴です。
表面にオイルが施され錆び難くしておりますが、加工後塗装やメッキ無しで使用する事は出来ません。
以下の表の通り炭素量が少ないのも特徴となります。
質量(kg)0.1~45.22
板厚(mm)1.6~3.2
サービス分類オーダー・加工
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