飛躍的音質向上を遂げた、新ウッドドームユニット
薄膜加工技術を進化させ、従来の80μm から50μmに薄型化した”軽量ウッドドーム振動板”により、きめ細かいハイレゾコンテンツの繊細なニュアンスの表現を可能にしました。強力な駆動力に加えリニアリティを大幅に向上させた” ハイエナジー磁気回路” の正確な駆動と、軽量な”CCAWボイスコイル”による振動板の正確な振幅が原音に忠実な再生を実現しています。
アコースティックピュリファイアーを新開発
スパイラルドッドイヤピース技術を応用し、不要な音を拡散するドットをユニット前面に効果的に配置。分解能の改善と自然な音の広がりを実現しました。
不要な振動を抑制し、美しい響きを実現するメタルハーモナイザー
ウッド、ステンレス、真鍮、アルミなど異種材料の組み合わせにより不要な振動をコントロールするとともに美しい響きを引き出します。
振動を抑制し、クリアなサウンドを実現するウッドスタビライザーを新開発
ハウジングの響きを最適に制御し、にごりのないクリアなサウンドを実現。
L/R独立グランドケーブルを採用
セパレーションを向上させ、自然な空間表現を実現するL/R独立グランドケーブルを採用。WOOD 01 innerは、上質感のある布巻きケーブル、WOOD 02 innerとWOOD 03 innerには溝入り構造のグルーブケーブルを採用し、絡みにくさと強度を向上させました。
快適な装着感を実現するエルゴノミックフィットフォルム
人間工学に基づき、音筒の角度を耳孔に合わせ綿密に設計。さらに、サイズや重量バランスを最適化することで抜群のフィット感を実現しました。
MMCX端子を使用した着脱式ケーブル採用
今回の新モデル群は、音質的な完成度の高い人気モデルがベースになっている。新モデルだからといっていきなりすべてを一新するのではなく、これまで好評を博した部分はしっかり継承しつつ新技術も盛り込んでいるのだ。
WOOD innerシリーズのトップエンド「WOOD 01 inner」のサウンドは、完璧、といいたくなるほどの出来の良さだ。
実は、「WOOD 02 inner」を聴いたときに、これでいい、これがベストなのではと思ったのだけど、いやはや、さらに上をいってるというか、よりWOODシリーズらしさを持ちつつ、どんなジャンルの音楽も得手不得手なくこなす懐の深さを持ち合わせているのだ。
一言でいえば、ワイドレンジ&ニュートラルといったイメージ。ヴァイオリンはボーイングの力強さだけでなく、絶妙なニュアンス表現まで感じ取られるようになったし、時々感じられる低音は演奏者が床を踏みしめる音だったのか、と新たな発見があったくらいのリアリティを持ち合わせている。
また、先ほどのテクノでは低域のフォーカス感が高まった上に、さらなる解像度感の向上により、左右だけでなく奥行き方向への広がり感も向上している。
一方、アコースティックギターはウッドボディの響きやエナメル弦の振動までリアルそのまま。女性ヴォーカルは、ほんのちょっとだけファニーな音色の、愛らしい歌声を聴かせてくれる。
正直、WOODの良さを存分に味わいたい人は、断然「WOOD 01 inner」がオススメ。ハイエンドのポジションにふさわしい、完成度の高い製品だ。
例えば休日の午後、自宅でじっくりと音楽に浸りたいときに適しているだろう。一般的に自宅などの環境で腰を落ち着けてというシーンではヘッドホンがチョイスされるが、そこをあえてイヤホンで、という使い方だ。「WOOD 01 inner」か「WOOD 02 inner」かは、キャラクターの好みで選べばよいだろう。
文:野村ケンジ
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
付属品スパイラルドットイヤーピース(S、MS、M、ML、L各2個)、ケーブルキーパー、クリップ、キャリングケース
型式ダイナミック型
質量(g)約10 (ケーブル含まず)
ケーブル長(m)1.2(Y型)OFC線、グルーヴケーブル
構造制振:デュアルメタルハーモナイザー
入力プラグΦ3.5mm24金メッキ、ステレオミニプラグ(L型)
再生周波数帯域(Hz)6~45000
音圧レベル(dB)出力:103/1mW
インピーダンス(Ω)16
ドライバーユニット(Φmm)10/ウッドドームユニット
最大許容入力(mW)200 (IEC)
イヤホン形状カナル型
1個
¥57,980
税込¥63,778
8日以内出荷
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