ミッドセンチュリーを代表するチャールズ&レイ・イームズのアルミナム オフィスチェアです。
当時の製品は、チルト機構(前後に傾く)のみでしたが、E-comfortの製品では、高さ調節機能がついて更に使いやすくなっています。
チャールズ・イームズがラウンジチェアを期に、重量を軽減する為のアルミニウムを採用し、安定性を向上させるため5本足のデザインを取り入れましたが、この頃にアルミダイキャスト大量生産技術の開発され、実現した製品なのです。
頑なに当時のオリジナル性を追求すること、新しい機能を加えてデザインを壊さないようにリプロダクションすること、どちらもジェネリックの有り方です。現代の利用状況に合わせた家具作りを目指します。
また、在宅ワークやテレワークなど、ご自宅で仕事をされる方にも最適。長年愛されているアルミナムグループなら、自宅での作業にも高い満足感を得られます。
メーカー製品のフレームは、すべてアルミダイキャストにクロームメッキを施しています。
用途ジェネリック商品・デザイナーズチェア・リプロダクトチェア・ラウンジチェア・チェア
質量(kg)約12.5
材質(脚)アルミニウムダイキャスト クロームメッキ
アメリカンミッドセンチュリーを代表するチャールズ&レイ・イームズ。
いくつものチェアをデザインしましたが、その中でも、彼らを最も象徴するチェアの1つとして挙げられるのが、1956年に発表された「イームズ ラウンジチェア&オットマン」ではないでしょうか。
この椅子のデザインの系譜として、チャールズ・イームズとエーロ・サーリネンが協働で出品した1940年 MoMA開催の「Organic Design in Home Furnishings」コンペにまで遡り、すでにデザインのアイディアがあったと言われています。
その後、1945-1946年にチャールズとレイが、チェアを3つのセクションにわけ、それぞれを成型合板で構成したプロトタイプを製作しました。
最終的に製品化されたラウンジチェアの原型ともいえる形状にまで進化しており、その後もいくつかのプロトタイプが作られています。
そして、1956年ようやく製品化に至ったのです。このときの製品化1台目(最終的な製品化の為のプロトタイプという説もある)が映画監督であり、イームズ夫妻の友人であったビリー・ワイルダーに贈られたという話は有名です。(贈られた理由が、「アカデミー賞の受賞祝い」や「誕生日祝い」などと諸説あるようですが、、、)
発売当初、404ドルと高価だったものの、1975年までに累計10万台を出荷するベストセラーになったといわれています。
「製造工程が複雑になれば販売価格が上がる」というのは今も昔も同じであり、ラウンジチェア&オットマンをデザインし始めた1940年代のイームズ夫妻も当然理解していたと思われ、そこから彼らの精神である「affordable furniture for the people.」が生まれたのではないかと思われます。
用途ジェネリック商品・デザイナーズチェア・リプロダクトチェア・ラウンジチェア・チェア
質量(kg)約31
寸法(幅W×奥行D×高さH)(cm)チェア:85×83.5×84、オットマン:64.5×55.5×44.5
高さ(cm)肘掛け:51.5
材質(座面)レザー/高密度ウレタンフォーム/ポリエステル綿
座面高(cm)41.5
1958年にデザインされたプライウッドの座面を持つチェア。
スチールレッグに、3次元成形された座面を持つ形状は、同時期を生きたイームズに多大な影響を受けています。
その上で、オリジナリティを持ったフレームをもっていることから高い人気を誇っています。
薄い鉄板を曲げて作られる特徴的なフレームは、見た目の軽快感とは違って非常にしっかりとした構造を持っています。
用途ジェネリック商品・デザイナーズチェア・リプロダクトチェア・ラウンジチェア・チェア
質量(kg)約7
フレームスチール 塗装仕上げ
寸法(幅W×奥行D×高さH)(cm)46×47×79
座面高(cm)47
DCMをはじめとする、成型合板による一連のチェア(他にLCW、LCM、DCW)は、チャールズ・イームズの代表作として、また、ミッドセンチュリーデザインの名作として知られています。
1999年12月のTime magazine「The Best Of The Century」では、The Best Designとしても取り上げられています。
4本のステンレスパイプを3点でのみ溶接結合したフレームに、3次元曲面による背と座の成型合板を、ラバーマウントを挟んでボルト留めをしたシンプルな構造です。
背と座を一体成型にするのではなく、あえて2つのパーツにすることにより、荷重や衝撃を吸収するラバーマウントが十分にその効果を発揮するようデザインされています。
最初に製品化を行ったのは、チャールズ・イームズが当時勤めていたEvans Products Companyです。背と座のカーブを描く有機的な形状から、”the potato chip chair”というニックネームを持ちます。
チャールズ&レイ・イームズの功績は、成型合板という素材からスタートしたと言っても過言ではなく、安価で大量生産できるプロダクトの開発がそのコンセプトでした。
デザイナーの使命として、一人でも多くの人に「役に立つものを提供する」というイームズの思想が、果たして、現代でも受け継がれているのでしょうか。
用途ジェネリック商品・デザイナーズチェア・リプロダクトチェア・ラウンジチェア・チェア
質量(kg)約7
寸法(幅W×奥行D×高さH)(cm)52×55.5×76
材質(脚)ステンレススチール
座面高(cm)45
関連キーワード