特に下向き及び水平すみ肉溶接において良好な作業性を有する高酸化チタン系溶接棒です。
用途軟鋼を用いる一般機械、車両、軽量鉄骨などの薄板・軽構造物の溶接および化粧盛り
タイプ軟鋼薄・中板用低ヒュームタイプ
JIS規格Z3211 E4313 (旧Z3211 D4313)
被覆系高酸化チタン系
溶接作業性に重点を置いて設計されており、薄板から20mm程度以下の厚板までの全姿勢突合せ溶接、すみ肉溶接に適用できます。
特に下向溶接ではスラグのかぶりが安定しておりスラグの巻込みが生じにくく、安定した光沢のある美しいビートが得られます。
また、溶込みは高酸化チタン系やライムチタニヤ系溶接棒に比較すると大きく、薄板溶接でも充分な溶込みを必要とする継手に適しています。
用途軟鋼を用いる車両、建築などの一般構造物の溶接。
色棒端色:緑色
規格特許第1533782号
吸収量95J/エネルギー(一例)
伸び(%)30(一例)
AWS規格AWS A5.1 E6019該当
引張強力(N/mm2)450(一例)
降伏点(N/mm2)400(一例)
棒径1.6~5.0mmで立向下進溶接が可能な高酸化チタン系溶接棒です。アークは安定し、スパッタも少なく光沢あるビードが得られますので、立向下進溶接を主体とする薄板、軽構造物の溶接に最適です。立向下進溶接は、棒端を軽く母材に接触させ、ストレート運棒で行って下さい。溶接電流は下向姿勢の場合と同程度が適当です。
色棒端色:黒色
伸び(%)23(一例)
引張強力(N/mm2)510(一例)
降伏点(N/mm2)450(一例)
RoHS指令(10物質対応)対応
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