溶接時に発生するヒューム量を同タイプ溶接棒に比べ約30%低減したライムチタニヤ系溶接棒です。
再アーク性・ビードの伸びも良く、スラグ剥離にも大変良く優れた溶接棒です。
被覆の可とう性が良好ですから曲げて使用できます。
難吸湿タイプなので、通常の保管状態では乾燥を省略できます。(過度に吸湿すると作業性劣化のほかピットが発生することがありますので、70~100℃で30~60分の乾燥を行って下さい)
用途軟鋼を用いる車両、軽量鉄骨、建築などの一般建造物の溶接
タイプ軟鋼薄・中板用低ヒュームタイプ
JIS規格Z3211 E4303 (旧Z3211 D4303)
被覆系ライムチタニヤ系
AWS規格A5.1 E6013該当
溶接作業性に重点を置いて設計されており、薄板から20mm程度以下の厚板までの全姿勢突合せ溶接、すみ肉溶接に適用できます。
特に下向溶接ではスラグのかぶりが安定しておりスラグの巻込みが生じにくく、安定した光沢のある美しいビートが得られます。
また、溶込みは高酸化チタン系やライムチタニヤ系溶接棒に比較すると大きく、薄板溶接でも充分な溶込みを必要とする継手に適しています。
用途軟鋼を用いる車両、建築などの一般構造物の溶接。
色棒端色:緑色
規格特許第1533782号
吸収量95J/エネルギー(一例)
伸び(%)30(一例)
AWS規格AWS A5.1 E6019該当
引張強力(N/mm2)450(一例)
降伏点(N/mm2)400(一例)
関連キーワード