25Cr-4Ni の溶着金属が得られるステンレス鋼溶接棒です。
溶着金属はフェライト組織を示し、母材の希釈を考慮してフェライト系ステンレスクラッド鋼や異材溶接に使用されます。
用途主として25Cr-4Ni ステンレス鋼の溶接、18Cr クラッド鋼のクラッド側や、18Cr ステンレス鋼と軟鋼など異材溶接や内張などの溶接
棒長(mm)350
JIS規格Z3221 ES312-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E312-16
RoHS指令(10物質対応)対応
29Cr-9Ni のフェライトを多量に含むオーステナイト組織の溶着金属が得られるステンレス鋼溶接棒です。
約30%と多量のフェライトにより、軟鋼母材の希釈を受けてもマルテンサイトの発生はなく、耐割れ性は良好で異材溶接に適しています。
用途オーステナイトステンレス鋼と軟鋼、高ニッケル合金とステンレス鋼などの異材溶接、硬化肉盛溶接の下盛など
JIS規格Z3221 ES312-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E312-16
RoHS指令(10物質対応)対応
24Cr-7Ni-2Mo、NCF-D1 は24Cr-7Ni-2Mo-Cu の組成で、オーステナイト+フェライトの二相組織を示し、耐海水・耐応力腐食・耐孔食性などに優れています。
用途主として耐海水鋼、SUS329J1・329J3L・329J4L の溶接。船舶用機器・復水器・海水淡水化プラントなど耐海水・耐応力腐食・耐孔食性が要求される
箇所の溶接。NCF-D1 は大同特殊鋼DCS-1 に使用されます。
棒長(mm)350
JIS規格Z3221 ES329J1-16
被覆系ライムチタニア
RoHS指令(10物質対応)対応
25Cr-9Ni の溶着金属を得るステンレス鋼溶接棒です。
溶着金属はフェライト量の多いオーステナイト組織を示し、耐割れ性に優れていますので、軟鋼や低合金鋼とステンレス鋼の異材溶接に用いて優れています。
溶着金属は機械的性質や延性にも優れています。
用途軟鋼、低合金鋼、高張力鋼などとステンレス鋼の異材の突合せ溶接
棒長(mm)350
被覆系ライムチタニア
RoHS指令(10物質対応)対応
22Cr-12Ni のオーステナイト系ステンレス鋼溶接棒で、耐食性・耐熱性・機械的性質に優れた溶着金属が得られます。
この溶接棒は溶着金属の合金成分が多く、母材の希釈を受けても組織の変化はなく、異材溶接やクラッド鋼の1 層目、またはライニング溶接に適しています。
溶着金属は適量のフェライトを含むオーステナイト組織で、割れ感受性が低く溶接性に優れ、作業性も良好です。
用途主としてSUS309 や同一成分系のステンレス鋳鋼・耐熱鋳鋼の溶接、合金成分が多いためステンレス鋼と炭素鋼や低合金鋼などの異材溶接、ステンレ
スクラッド鋼の溶接。(SUS309S・SCS17・SUH309・SUS405・410・430 など)
JIS規格Z3221 ES309-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E309-16
RoHS指令(10物質対応)対応
19Cr-9Ni のオーステナイトステンレス鋼溶接棒で、耐食性・耐熱性・機械的性質に優れた溶着金属が得られ、特に硝酸など酸化性の酸に対し優れた耐食性を示します。
溶着金属は適量のフェライトを含むオーステナイト組織で、割れ感受性が低く溶接性に優れています。
アークの安定性・スラグの剥離性が良好で、スパッタが少なく美しいビード外観が得られるなど作業性に優れ、溶着金属の機械的性質や耐食性などは母材と同等の性能を示します。
用途オーステナイト系ステンレス鋼の中で最も一般的であるSUS304 の板や管あるいは鋳鍛造品の溶接
JIS規格Z3221 ES308-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E308-16、E308H-16
RoHS指令(10物質対応)対応
19Cr-12Ni-2Mo のオーステナイト系ステンレス鋼溶接棒で、耐食性・耐熱性・機械的性質に優れた溶着金属が得られます。
溶着金属にMo を含有しているため、硫酸や亜硫酸などの非酸化性酸に対して優れた耐食性を示します。また高温での機械的性質にも優れていますので耐熱・耐食性の要求される箇所への溶接に適しています。
溶着金属中に適量のフェライトを含んでいますので、割れ感受性が低く溶接性に優れ、作業性も良好です。
用途主としてSUS316 の溶接、炭素鋼とステンレス鋼の異材溶接や高Mn 鋼・高炭素鋼・低合金鋼・13Cr 鋼など硬化性の高い鋼、あるいは18Cr 鋼などの
溶接
JIS規格Z3221 ES316-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E316-16、E316H-16
RoHS指令(10物質対応)対応
13Cr にNb を添加したステンレス鋼溶接棒で、溶着金属は溶接のままで安定したフェライト組織を示します。
マルテンサイト系13Cr ステンレス鋼溶接棒に見られる空冷硬化性がなく、耐割れ性および延性に優れた溶着金属が得られます。
溶接性や作業性に優れ、スラグの剥離性、ビード外観などいずれも良好です。
用途主としてSUS403・405・410・420 など13Cr ステンレス鋼の溶接
JIS規格Z3221 ES409Nb-16
被覆系ライム
RoHS指令(10物質対応)対応
25Cr-13Ni-1.3Mo-0.2N の溶着金属成分を得る溶接棒です。
従来のオーステナイト系ステンレス鋼は比較的耐力に劣りますが、この溶接棒は窒素の添加により優れた耐力を示します。
溶着金属の組織は、適量のフェライトを含むオーステナイトで、耐割れ性に優れ、耐食性・耐熱性・機械的性質などいずれも良好です。
用途主としてSUS317J2(新日本製鐵YUS-170 鋼など)の溶接、耐力が要求される箇所の溶接
棒径(Φmm)4
棒長(mm)350
電流範囲(A)130~150
被覆系ライムチタニア
RoHS指令(10物質対応)対応
1箱(5kg)
¥28,980
税込¥31,878
5日以内出荷
19Cr-12Ni-2Mo のオーステナイト系ステンレス鋼溶接棒で、溶着金属の炭素量を0.04%以下、0.03%以下としたものです。
通常のES316 と同様に耐食性・耐熱性・機械的性質に優れ、更に極低炭素であるため、クロム炭化物の析出による粒界腐食が防止され、溶体化処理が困難な場合や溶接のままで使用される箇所に適しています。
溶着金属はいずれも適量のフェライトを含むオーステナイト組織で、割れ感受性が低く溶接性に優れ、作業性も良好です。
用途主としてSUS316L・SUS316 の溶接、特に石油化学や化学工業装置などで炭素量を低下させる必要がある場合、あるいは溶体化処理が困難で溶接のまま
使用される箇所の溶接
JIS規格Z3221 ES316L-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E316L-16
RoHS指令(10物質対応)対応
溶着金属のC 量を0.04%以下にした22Cr-12Ni ステンレス鋼溶接棒で、耐食性・耐熱性・機械的性質に優れた溶着金属が得られます。
この溶接棒は合金成分が多く、極低炭素であるため、肉盛溶接などで母材の希釈を受けても安定したステンレス鋼の溶着金属が得られ、特に炭素の増加をおさえる必要がある場合に最適です。
溶着金属は適量のフェライトを含むオーステナイト組織で、割れ感受性が低く溶接性に優れ、作業性も良好です。
用途主としてSUS309S・ステンレス鋳鋼・耐熱鋳鋼・ステンレスクラッド・ステンレス鋼と炭素鋼などの異材溶接。また、炭素鋼やCr-Mo 鋼への肉盛溶
接で炭素の低下を特に必要とする場合。(SUS309S・SCS17・SUH309・SUS405・410・430 など)
棒長(mm)350
JIS規格Z3221 ES309L-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E309L-16
RoHS指令(10物質対応)対応
溶着金属の炭素量を0.04%以下とした19Cr-9Ni のオーステナイトステンレス鋼溶接棒で、耐食性・耐熱性・機械的性質に優れた溶着金属が得られます。
この溶接棒は極低炭素の溶着金属が得られ、クロム炭化物の析出による粒界腐食や脆化が防止され、溶体化処理が困難なものや溶接のままで使用される箇所に適しています。
溶着金属は適量のフェライトを含むオーステナイト組織で、割れ感受性が低く溶接性に優れ、作業性も良好です。
用途主としてSUS304L の溶接。特に耐食性が要求される石油化学工業や尿素プラント、あるいは溶体化処理が困難で溶接のままで使用される箇所の溶接
棒長(mm)350
JIS規格Z3221 ES308L-16
被覆系ライムチタニア
AWS規格A5.4 E308L-16
RoHS指令(10物質対応)対応
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