TIG溶接棒は、TIG溶接をする時に用いる棒状の溶加材です。母材の酸化を防ぎながら溶接するので混入物がなく、美しく仕上げることのできる点が特徴です。ステンレス用、硬化肉盛用、軟鋼・高張力鋼用などさまざまな材質があり、母材となる金属に合わせて選びます。TIG溶接は溶接部の周囲を不活性ガスでシールドしながら溶接する溶接法です。溶接棒を長期保管する場合は、さびや汚れの発生に注意する必要があります。使用頻度が少ない場合は、少量タイプの製品を購入すると良いでしょう。
商品豆知識
用途18Cr-8Niステンレス鋼用。SUS304の共金溶接、その他SUS301、SUS302などの溶接。
長さ(mm)1000
JIS規格Z3321 YS308
AWS規格A5.9 ER308 該当
溶着金属の組織はα+βの2相よりなり、α単層のものより強度及び耐亀裂性に優れています。
マンガン黄銅のようなZn 含有量の高い母材でも、なじみ性が良く優れた機械的性質の溶接部を得ることができます。
用途アルミニウム青銅、アルミニウム黄銅、マンガン黄銅などの継手溶接及び肉盛溶接、摺動摩耗部の肉盛溶接
棒長(mm)1000
JIS規格Z3341 YCuAl
AWS規格A5.7 ERCuAl-A2
RoHS指令(10物質対応)対応
フラックス被覆棒で、母材に対するなじみ性が良く湯流れも良いため、銅羽口などの補修溶接に適しています。
用途電気部品、電極板、電極ホルダー、銅羽口など純銅の溶接
棒長(mm)1000
JIS規格Z3341 Ycu
AWS規格A5.7 ERCu
RoHS指令(10物質対応)対応
ティグ溶接の際の耐割れ性を改善した、耐食・耐熱・耐摩耗性に優れているNi-Cr-Si-B 系自溶性合金(コルモノイ)に相当する溶接材料です。
耐金属間摩耗や耐エロージョン摩耗のほか、耐土砂摩耗に対しても優れた性能を示し、およそ600℃までの温度に対応が可能です。
ティグ溶接の場合にはガス溶接に比べて硬さがやや低くなります。
用途石油化学工業の接触反応器やポンプスリーブの他、硝子金型、押出機スクリューなどの耐熱、耐摩耗を必要とする部分への肉盛
棒径(Φmm)5
棒長(mm)1000
RoHS指令(10物質対応)対応
1箱(10kg)
¥339,800
税込¥373,780
11日以内出荷
BKD-61Rは合金工具鋼のSKD61に類似した成分を有した硬化肉盛用のティグ溶加棒です。耐熱、耐摩耗、耐衝撃性にすぐれていますので耐久性を必要とする金型などの硬化肉盛用として最適です。なお、肉盛のままで高い硬さを示すため機械加工は困難です。
用途打抜金型、プレス金型、鍛造金型、ダイカスト金型などの肉盛溶接
成分C:0.38/Si:0.93/Mn:0.40/Cr:5.19/Mo:1.21/V:0.82
長さ(mm)1000
RoHS指令(10物質対応)対応
関連資料(0.74MB)
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