溶接棒 ：「ライム」の検索結果

NA22H 材の共金溶接棒で、溶着金属の組成は45Ni-25Cr-4.5Wで、オーステナイト組織を示します。 溶着金属は耐酸化性および耐熱性に優れ、安定した組織を示し、熱衝撃や熱サイクルに対しても良好な性能を示します。 NA22H 材と同等のクリープ強度を示し、機械的性質や耐食性にも優れています。

溶着金属は0.4C-25Cr-13Ni の組成で、安定した完全オーステナイト組織を示す溶接棒です。 この溶接棒はACI 規格のHH 材を対象に設計したもので、溶着金属はHH 材の性能を十分満足するとともに、耐食性、耐熱性及び高温強度に優れています。

13Cr-4Ni-1Mo の組成を得る溶接棒で、Ni を含む13Cr耐食鋼の溶接に用います。 作業性は良好で、スラグの剥離、ビード外観に優れているため、同種母材の溶接のほかに、従来のES410 型溶接棒に代わって、バルブシー トなどの耐摩耗用としての肉盛にも優れています。

13Cr にNb を添加したステンレス鋼溶接棒で、溶着金属は溶接のままで安定したフェライト組織を示します。 マルテンサイト系13Cr ステンレス鋼溶接棒に見られる空冷硬化性がなく、耐割れ性および延性に優れた溶着金属が得られます。 溶接性や作業性に優れ、スラグの剥離性、ビード外観などいずれも良好です。

Nb，Mo，W，V を含む30Cr 鋳鉄の溶接棒です。 溶着金属中に多量のクロム炭化物を生成すると同時に、Nb、Mo、W、Vなどによる複合炭化物も生成し、エロージョン摩耗に対して優れた性 能を示します。 600℃の高温においても硬さの低下が少なく、耐食性にも優れていますので、高温及び腐食雰囲気中での耐摩耗用としても適しています。

Cr、Ni を含有したオーステナイト組織の溶接棒です。 溶着金属は靱性に富み、高温での硬さの低下が少ないため高温摩耗、衝撃摩耗に適しています。 BH-1R はライムチタニア系の被覆棒で、作業性が良好でスラグ剥離性、ビード外観ともに優れています。 機械加工は可能です。