溶接棒 ：「c3」の検索結果

溶着金属成分がNi-Cr-Fe のインコネル合金となる溶接棒で、主に耐熱・耐食材料として原子力工業や化学工業に広く使用され、インコネルW.E.182 に相当する溶接棒です。 溶着金属は耐熱性・耐食性・耐酸化性及び機械的性質に優れ、希釈を受けても安定した組織を示し、異材溶接に使用して優れた性能を示します。

作業性、スラグの剥離性ともに良好で溶け込みは少なく、1 層目から十分な硬さが得られます。 溶着金属は耐熱・耐亀裂・耐摩耗・耐衝撃性に優れています。

溶接のままでマルテンサイト組織を示す空冷硬化性の溶接棒です。 溶着金属はやや靱性に欠けますが、高い硬さが得られるため比較的衝撃の少ない土砂摩耗に優れた性能を発揮します。

C，Cr，B を主要合金とする空冷硬化性に富む溶接棒です。 溶着金属にクロム炭化物・クロム硼化物を有し、靱性には欠けますが激しい土砂摩耗をうけるものに優れた耐摩耗性を示します。