刻印は、金属や皮などに文字や数字などの印をつける作業に用いられる工具です。銘板やネームプレートのほか、製造番号や製品個体管理番号などとして腕時計やカメラ、バッグを初めとする高級な革製品、車の車体番号などを打ち付けるのに使用されています。機械式やレーザー式などの刻印もありますが、工具としては長い棒状の金属の先に1つひとつの文字や数字の型がついており、それをハンマーなどで手打ちして使用するのが特徴。数文字から数十文字をまとめて装着して打刻する専用のホルダーもあり、作業時間が短縮されるほか、刻印時の力が均等になるため、美しい仕上がりとなります。