SPCC‐SD 冷間圧延鋼板 ダル仕上げ
SPCC-SD JISG3141:2017 冷間圧延鋼板及び鋼帯
SPCC(冷間圧延鋼板)は熱延鋼板とくらべ、冷間圧延をすることで、より板厚の精度が高くなります。
仕上げの手法でSDはダル肌(ザラザラした肌、梨地とも呼ばれます。)、SBはブライト肌(つるつるした肌)を示します。
加工性に優れ、絞り成型にも多用され、穴あけ加工や曲げ加工、一般的なプレス加工も可能です。
SPCCは、表面は滑らかで見栄えがよいですが、オイルなどにより一時的に錆び難くしているだけのため、加工後は塗装やめっき処理を行わないとほぼ確実に錆びていきます。
一般的な成形性を求められるプレス加工から、絞り加工(深絞りには不向き)まで幅広く使うことができます。
ミガキ、コールド、ミガキ鋼板とも呼ばれることもあります。
用途パイプ・鋼製家具・弱電・自動車・ドラム缶・建機・農機具(後塗装)・住宅の一部
質量(kg)0.1~45.22
板厚(mm)0.3~6.0
サービス分類オーダー・加工
SGCC(SGHC)-Z 溶融亜鉛めっき鋼板(非合金化)
SGCC(SGHC)溶融亜鉛めっき鋼板は、両面に等厚で溶融亜鉛めっきしたもの。
非合金化処理されたものがSGCC(SGHC) -Zになります。
非合金化処理(ゼロスパングル)
"これは亜鉛皮膜がほとんど純亜鉛層であって,きびしい曲げ加工にも耐え,均一な種々
の化成処理によって耐食性も優れており,銀白色の美しい外観が得られ,無塗装の用途,
例えば施設園芸ハウス用骨材,建築用各種部材,家電製品などのケーシング材等広い分野
に使用されている。"
"塗装やメッキをせずに、そのまま使用することが多い。"
用途空調設備、シャッター、サッシ、デッキプレート、ダクト、屋根や壁のトタン板、雨どい、バケツ、じょうろ、ちりとり、自動車の下回り部品。一般的なプレス加工も可能です。
質量(kg)0.1~45.22
板厚(mm)0.3~6.0
サービス分類オーダー・加工
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