5.0%Mgを標準のAl-Mg系材料です。
Tl点火で機械的性質が改善さら、溶接性も良く、最も広く使用されている溶接材料です。
Al-Mg系合金(A5052等)、Al-Mg-Sl系合金(A6061等)およびAl-Zn-Mg系合金(A7N01等)溶接に適し、二輪車や車両等で使用されています。
A5183に比べると強度は若干低くなります。
規格(JIS)Z3232 A5356-BY、(AWS)A5.10 R5356
RoHS指令(10物質対応)対応
アルミ合金は金属材料としていろいろな分野で鉄鋼材料に次いで多くの構造物に使用されています。構造材料として広く一般的に使用されるようになった理由の一つに溶接加工技術の向上が挙げられます。
高品質のアルミ溶接を行うには、優れた溶接技術と適切な溶接条件と共に、溶接母材に最適な溶加材の品種選定と高品質の棒の使用が不可欠です。
富山住友電工のアルミ溶接材は、永年にわたり蓄積されたアルミ電線の製造技術をベースに、高度な線引加工技術と超音波洗浄などを取り入れた洗浄技術を駆使して製造され、ワイヤ表面の傷、酸化物、油脂、汚れなどを除去した高品質棒です。
また、連続鋳造圧延技術を活かしながら溶解・圧延加工から製品に至るまで一貫した生産体制のもと、精密な品質管理により生産されていますので作業性が良く、品質面では信頼性の高い溶接が得られます。
長さ(mm)1000±5
規格JIS Z 3232認定品、日本海事協会(NK)認定品、ロイド船級協会(LLOYD'S)認定品、アメリカ船級協会(ABS)認定品、ノルウェー船級協会(NV)認定品
表示色黄緑
5.0%Mgを標準組成としたAL-Mg系合金で、AL-Mg系の非熱処理合金材料、AL-Mg-Si系の熱処理合金材料およびAL-Zn-Mg系熱処理合金材料などの溶接に適し、二輪車や車両の溶接など広範囲に活用されています。
Tiの添加により結晶粒を微細化し、機械的性質の改善を図ったのが特長です。溶接性も良く、最も広く使用されている基本的な溶接材料です。
用途Al-Mg合金用
長さ(mm)1000
JIS規格Z 3232 A 5356-BY
AWS規格A5.10 R5356
RoHS指令(10物質対応)対応
仕様5000系合金及び6000系合金などの溶接に広範囲に活用されており、Tiの添加により結晶粒を微細化し機械的性質の改善を図ったのが特徴である。5183材に比べると耐力及び靱性がやや低い。
成分Si: ≦0.25%、Fe: ≦0.40%、Cu: ≦0.10%、Mn: 0.05~0.20%、Mg: 4.5~5.5%、Cr: 0.005~0.20%、Zn: ≦0.10%、Ti: 0.06~0.20%、Al: Rem
JIS規格A5356-BY
識別色黄緑
用途5052・5154・5083・6061・6063 等の溶接
棒長(mm)1000
JIS規格Z3232 A5356-BY
AWS規格A5.10 ER5356
RoHS指令(10物質対応)対応
成分Si: ≦0.25%、Fe: ≦0.40%、Cu: ≦0.10%、Mn: 0.05~0.20%、Mg: 4.5~5.5%、Cr: 0.005~0.20%、Zn: ≦0.10%、Ti: 0.06~0.20%、Al: Rem
JIS規格A5356-BY
識別色黄緑
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