被覆アーク溶接棒(硬化肉盛用) BK-660S
BK-660Sは0.45C-2.5Si-9Crの成分からなるマルテンサイト系溶着金属を得る硬化肉盛用溶接棒で、特に金型材の肉盛補修用として設計開発したもので、硬さの安定を図るために高合金心線を使用しています。
被覆タイプは、特殊な塩基性としてブローホールの発生を抑え、溶け込みも浅くエッジの肉盛が容易に行なえる様に設計してあります。また、スラグの剥離性がよく、立向、横向姿勢での肉盛も容易で能率面も十分考慮しています。
溶着金属は、溶接のままでHRC55~60の硬さを示し常温におけるすぐれた靭性と耐摩耗性はもちろん高温での耐摩耗性も有しています。なお、500℃程度までの焼戻し軟化抵抗を持っています。
用途打抜金型、鍛造金型、冷間熱間シャー、ダイスなどの金型全般の新作および補修。
棒径(Φmm)3.2
棒長(mm)350
電流範囲(A)70~110
色棒端/白
JIS規格Z3251 DF3B-600-B
被覆塩基性
RoHS指令(10物質対応)対応
内容量1箱(5kg)