溶接棒
309Lタイプは低炭素25Cr-12Niオーステナイト溶着金属を得る溶接棒で、耐熱性、耐食性および耐割れ性にすぐれています。
特に低炭素のため309タイプと比較して、クロム炭化物析出による粒界腐食に耐えることが特徴です。
したがって、強い腐食環境に用いられます。被覆タイプはライムチタニヤ系で作業性は良好です。
なお、NSN-309Lは、スパッタを追放したノンスパッタタイプの溶接棒です。
用途SUS309Sおよび耐熱鋳鋼の溶接。その他ステンレスクラッド鋼の1層目の溶接または軟鋼上の耐食肉盛。
色棒端:黄緑-赤(側面)
棒長(mm)350
JIS規格Z3221
伸び(%)42.6
引張強度(MPa)579
AWS規格A5.4 E309L-16
RoHS指令(10物質対応)対応
0.2%耐力(MPa)425
内容量1箱(20kg)