2025ダイアリー(サイズ/ミディ)。
アイルランドのイラストレーター、ウィリアム・キルバーン (1745-1818) の作品には、クラシカルな印象の花模様が持つ不変の魅力があふれています。
ウィリアム・カーティスが書いた18世紀のイギリスの園芸に関する包括的な本『Flora Londinensis (ロンドンの植物)』が注目される中、その影に隠れつつもキルバーンもデザイナーとして、またキャリコ(更紗)の染色家として先駆的な存在でした。
キルバーンには国内の花々と外来の植物をうまく組み合わせる特異な才能がありました。
曲線を描く小枝、カラフルな花びら、波打つ海藻など、本デザインにはそのようなキルバーン作品の魅力があふれています。