モノタロウのSDGs豆知識

廃棄物削減・リサイクル

リサイクルの目的は、ごみを減らし資源を大切にすることです。また、温室効果ガスを減らして地球温暖化を防ぐ役割もあります。ただし、大量消費を続けると効果は薄れます。ペットボトルや紙のリサイクルだけではCO2削減効果は限定的なため、私たち一人ひとりが物の作り方や使い方を見直すことが重要です。リサイクルは、消費行動を考え直すきっかけとなる大切な取り組みといえます。

廃棄物削減・リサイクルとは?

廃棄物削減・リサイクルとは、限りある資源を有効活用し、ごみの発生を抑える取り組みです。現在、世界では大量生産・大量消費により膨大な廃棄物が発生し、環境汚染や資源枯渇が深刻化しています。この問題を解決するには、まず不要な物を買わない「リデュース」、繰り返し使う「リユース」、そして資源として再生する「リサイクル」の3Rが重要です。特に、再生紙など環境配慮製品を選ぶことで、私たち消費者も資源循環に貢献できます。グリーンマークや再生紙使用マークは、そうした商品を見分ける目印となります。

廃棄物削減・リサイクルを進める背景

廃棄物削減・リサイクルが求められる背景には、深刻な環境問題があります。世界では、経済成長とともに大量生産・大量消費が進み、膨大な廃棄物が発生しています。日本でも年間約4億トンの廃棄物が排出されており、その処理には莫大なエネルギーとコストがかかっている状況です。埋立地の不足も深刻で、このままでは処分場が足りなくなる地域も出てくるでしょう。
また、廃棄物の焼却処分は温室効果ガスを排出し、地球温暖化を加速させてしまいます。さらに、プラスチックごみによる海洋汚染も世界的な課題となっており、海洋生態系への影響が懸念されているのです。
一方で、石油や鉱物などの天然資源は有限です。これらを採掘し続けることは、環境破壊や資源枯渇につながります。そのため、使い終わった製品を資源として再利用し、新たな原料の使用を減らすリサイクルが不可欠なのです。持続可能な社会を実現するためには、廃棄物を減らし、資源を循環させる仕組みづくりが急務となっています。

廃棄物削減・リサイクルはなぜ必要なのか、どういった取り組みができるのか

廃棄物削減・リサイクルは、限りある地球資源を守り、未来世代にも豊かな環境を残すために必要です。現在の大量消費社会では、多くの製品が使い捨てられ、貴重な資源が無駄になっています。リサイクルによって資源を循環させることで、新たな原料採掘を減らし、製造時のエネルギー消費やCO2排出を抑えることができるのです。また、ごみの量を減らすことで、焼却や埋立てによる環境負荷も軽減されます。
私たち一人ひとりができる取り組みとしては、まず「買いすぎない」「使い切る」という意識が大切でしょう。次に、リサイクル素材が使われている製品を選ぶことも重要です。グリーンマークや再生紙使用マークがついた商品は、リサイクル素材が使われている証拠ですから、積極的に選びましょう。
さらに、自治体のごみ分別ルールを守り、きちんと分別することで、リサイクルの質を高めることができます。小さな行動の積み重ねが、持続可能な社会づくりにつながっていくのです。

「廃棄物削減・リサイクル」に関する認証マーク

環境に配慮した商品を選ぶ際、認証マークが大きな目印となります。グリーンマークや再生紙使用マークは、古紙を利用した製品であることを示す代表的なマークです。これらのマークがついた商品を選ぶことで、私たち一人ひとりが資源循環に貢献できるでしょう。身近な買い物から、持続可能な社会づくりに参加してみませんか。

グリーンマーク

グリーンマークは、1981年に公益財団法人古紙再生促進センターによって制定された環境ラベルです。古紙を原料に利用した製品であることを消費者が容易に識別できる目印として、紙のリサイクル推進と環境の緑化を目的に作られました。
このマークを表示できる基準は、製品によって異なります。原則として古紙を40%以上原料に利用した製品が対象ですが、トイレットペーパーとちり紙は100%、コピー用紙と新聞用紙は50%以上の古紙利用が求められるのです。紙製品だけでなく、断熱材に使われるセルロースファイバーなど、古紙を原料とする紙以外の製品にも表示されています。
グリーンマーク製品を選ぶメリットは、環境負荷の軽減に直接つながることです。古紙をリサイクルすることで、新たな木材の伐採を減らし、製造時のエネルギー消費とCO2排出を抑えることができます。実際、グリーンマークが制定された当初の古紙利用率は34%でしたが、現在では約65%まで上昇しました。
また、消費者にとっては環境配慮製品を見分けやすくなるという利点があります。マークがあることで、環境問題への意識も高まります。企業側も、グリーンマークを取得することで環境への取り組みをアピールでき、社会的責任を果たしている姿勢を示すことができるのです。
グリーンマークは、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」に直結しています。持続可能な生産と消費の形態を確保するという目標に対し、古紙の利用促進とリサイクル推進を通じて貢献しているのです。
さらに、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」にも関連します。古紙をリサイクルすることで森林伐採を減らし、製造工程でのエネルギー消費を抑えることができるため、温室効果ガスの削減につながります。資源を循環させることは、気候変動対策の重要な一歩です。
グリーンマークがついた商品は、日常生活の中で数多く見つけることができます。ノート、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、コピー用紙、新聞紙などの紙製品が代表的です。段ボールや紙袋にも表示されていることがあります。
商品を購入する際は、パッケージや製品本体にグリーンマークが表示されているか確認してください。文具店では学習帳やノート、スーパーやドラッグストアではトイレットペーパーやティッシュペーパーなど、身近な場所で手に入れられます。ECサイトでも販売しています。マークの有無を意識するだけで、環境に優しい選択ができるのです。
参考:
環境省 環境ラベル等データベース グリーンマーク
グリーンマークの意味とは(ONE ECO PROJECT)

再生紙使用マーク

再生紙使用マーク、通称「Rマーク」は、1995年6月にごみ減量化推進国民会議(現:3R・資源循環推進フォーラム)によって定められた環境ラベルです。古紙パルプの配合率を示す自主的なマークで、再生紙の利用促進と普及啓発を目的としています。
このマークの大きな特徴は、申請や届出が不要で、誰でも自由に無料で使用できることです。R100は古紙パルプ配合率100%、R80は80%以上、R70は70%以上を示します。製品に表示されたRマークを見れば、古紙パルプがどのくらい配合されているのかが一目で分かる仕組みです。
再生紙使用マーク製品を選ぶことで、新品の紙と比べて木材の伐採量を減らし、貴重な森林資源を守ることにもつながります。
また、Rマークは自主的なマークであるため、企業が積極的に環境への取り組みを示すツールとして活用されています。消費者にとっては、購入する製品の環境配慮度を簡単に判断できる指標となるのです。マークを意識することで、日々の買い物を通じて環境保護に参加している実感が得られます。
再生紙使用マークは、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」の実現に貢献しています。リデュース、リユース、リサイクルの3Rを通じて廃棄物の発生を抑え、持続可能な消費と生産の形態を推進する取り組みそのものです。
加えて、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」にも関連します。古紙の利用を促進することで、製紙原料としての新たな木材使用を減らすことなどにより、循環型社会を構築できれば、気候変動への具体的な対策となります。
Rマークがついた商品は、印刷物や紙製品全般で見られます。書籍、パンフレット、チラシ、名刺、封筒、コピー用紙など、オフィスや家庭で使う紙製品に表示されています。
前述したように、R100、R80、R70といった数字で、古紙配合率が明示されています。文房具店やオフィス用品店、ECサイトでは、再生紙を使ったノートやコピー用紙が販売されていますので、そのような製品を選びましょう。環境に優しい選択が、将来の地球を守ることにつながるのです。
参考:
環境省 環境ラベル等データベース 再生紙使用マーク
3R・資源循環推進フォーラム 再生紙使用マーク

普及のためにできることとは?

廃棄物削減・リサイクルを社会全体に普及させるには、購入者と製造・販売者の双方が行動を起こすことが重要です。購入者は日々の買い物で環境配慮製品を選び、製造・販売者は持続可能な商品開発と情報発信に努めることで、循環型社会の実現に近づきます。一人ひとりの小さな選択が、大きな変化を生み出すのです。

購入者の場合

購入者として廃棄物削減・リサイクルの普及に貢献するには、まず環境認証マークを意識して商品を選ぶことが第一歩です。グリーンマークやRマークがついた製品を積極的に購入することで、メーカーに対して「環境配慮製品に需要がある」というメッセージを送ることができます。
日常の買い物では、必要なものだけを購入する習慣をつけましょう。過剰な買い物は、結局廃棄物を増やす原因となります。また、詰め替え商品や繰り返し使える容器を選ぶことも効果的です。使い捨て製品より、長く使える品質の良いものを選ぶ意識が廃棄物削減・リサイクルの推進に寄与します。
自治体のごみ分別ルールを正しく守ることも重要な役割です。リサイクル可能な資源を適切に分別することで、リサイクルの質が向上し、より多くの資源が再利用されます。分別が面倒に感じることもあるかもしれませんが、この小さな手間が環境保護につながるのです。
さらに、家族や友人に環境配慮の重要性を伝えることで、意識の輪を広げることができます。SNSで環境に優しい商品を紹介したり、リサイクルの取り組みをシェアしたりすることも、普及活動の一環となるでしょう。一人の行動が周囲に影響を与え、社会全体の意識改革につながっていきます。

製造・販売者の場合

製造・販売者には、環境配慮製品の開発と提供が求められます。古紙を原料に使った製品を増やし、グリーンマークやRマークの取得を積極的に進めることで、消費者に選ばれる商品を提供できます。環境への取り組みは、企業イメージの向上にもつながります。
製品パッケージには、環境認証マークを分かりやすく表示することが重要です。消費者が店頭で簡単に環境配慮製品を見分けられるよう、マークを目立つ位置に配置しましょう。また、商品説明に古紙配合率やリサイクルの効果を記載することで、購入の後押しができます。
製造工程そのものの見直しも必要です。廃棄物の発生を抑え、エネルギー効率の良い生産方法を採用することで、環境負荷を最小限に抑えることができます。リサイクル可能な素材を使い、製品のライフサイクル全体を考慮した設計が求められているのです。
販売者は、店頭やオンラインショップで環境配慮製品を分かりやすく陳列し、特設コーナーを設けるなどの工夫ができます。POPや説明パネルで環境への貢献を訴求すれば、消費者の関心を引くことができるでしょう。さらに、社員教育を通じて環境意識を高め、接客時に環境配慮製品を提案できる体制を整えることも大切です。企業全体で取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献できます。