炭素繊維(カーボン・ファイバー)は強度は鉄の10倍である一方その重量は4分の1。
宇宙ステーションや航空機の部材、ゴルフクラブのシャフトなどのスポーツ用品への採用もされていますが、現在では異型のものや球体など複雑な構造にも対応できる様、さらに技術革新が進み、用途が多岐に亘りエコカーへの期待もあり第2ステージに入ったと言えます。
プラチナ万年筆では、創業90 周年を記念してこのカーボン素材を万年筆に取り入れた25G(軽量で25グラムの意味)万年筆を限定発売させて頂きました。
この万年筆は単にストレートな軸ではなく、軸とキャップに曲線をつけた当時としては異型の難しいものでした。
それから3年後の今回、この万年筆でご好評を頂いたこともあり、このノウハウを内部構造がボディーに詰まった多機能筆記具に採用、発表させて頂くことになりました。
ミクロン単位の炭素繊維の織目は、光の動きにより変化しながら奥深く美しい輝きを放ちます。