ステンレス加工40年の現役職人です。仕事でタンクの開口切断した部分をそのまま扉にするので薄い砥石が必要です。わがままな希望ですが薄くて長持ちし、真っ直ぐに切れて価格が安い切断砥石を待っていました。
@砥石の切れ味
0.8mmと薄いので全般に良く切れます。
A砥石の減り具合
使う人次第で雲泥の差が出ますが、1.2mm切断砥石には敵いません。厚さ1mmのSUS444フェライト系ステンレス板は限界まで使用して3.1m切れましたのでコスパはまずまずです。焼けやバリも少なくて切断後の処理は楽で助かります。
B直進性の問題
1mmのステンレス板は切断抵抗が少さいので砥石のたわみは僅かでフリーハンドでの直線化粧切りは1.2m正確に切れましたので限定的に使います。
1.2mm以上のステンレス板は抵抗があり直進性が劣るので、従来通りモノタロウのステンレス用1.2mm切断砥石を使います。
結論:正確な直線切りは1mm以下の薄板にしか対応出来ないと実感しました。
購入したのは0.8mmの砥石。
購入ポイントはやはり価格。大量に使用するので少しでも安いほうがいい。
安い割には結構切れるし、持ちもかなりいいと思うので非常にコスパが優れていると思う。
同じラインアップの中では切れ具合は0.8mmが優れていると思う。
厚い製品では切れが鈍いが薄いほうがシャープに切れる印象が強い。
ステンレス製のごつい棚柱が気持ちよく切れました。刃が薄いので、切断位置の視認もしやすく作業性が良好です。ただし、薄い分砥石の摩耗量も多そうで、盛大に火花が散ります。