2回の塗装工程で80〜100μmの膜圧が得られ、コンクリート系の中性化防止に優れた効果を発揮し、着色も可能です。
コンクリートの打放し素地の良さを生かしながら超疎水性にすることでコンクリートの風化を防止します。
WS疎水剤の主成分は、シロキサン結合を有する変性無機硅酸質系バインダーと特殊なシリコン基とを組合せたハイブリッド系疎水剤です。
組成が均一で従来の単なるシリコン系や樹脂と撥水剤を混合したものに比べ、塗装後の塗膜もその成分が均一になるので、疎水性にムラが起きません。
すなわち、通常の浸透型撥水剤の問題である造膜効果が少ないことを起因とする効果持続性の短さに対し、WS疎水剤は造膜浸透性があり、その効果は長時間持続し耐久力に優れています。
さらに水性のため作業性が良く無公害で、また静電気を帯びにくく耐汚染性に優れています。
このように塗膜全体が完全な疎水性を持っており、樹脂に撥水剤を添加したものとは異なって、塗膜のある限り長期間持続する性能を有します。